この復讐がすごい

2026 - 02 - 23

8時に起きたかも! 二度寝しようとしたけど意外と眠れなかったから、仕方ないから起きることにした。

だいぶ作業時間が長引いてきてしまっているイラストの続きを描いた。終盤の仕上げ。終盤にもなると、構図違ったな~とかここ下書きの時にあったニュアンス失っちゃったな~とか、もう戻れない過去の行程に対する反省点がいくつも浮かんでくる。でもそれらを気にしすぎて手が止まったらたいへんなので、駆け足で終わらせた。反省点は今の絵ではなく、次の絵に活かす。

イラスト無事完成しました。うっとりするね。

完成したから、今日からDeath the Guitarやる。本当だからな。ゲームダンジョン12の出展申し込みもした。

19時からテレビでシンエヴァが放送されていたことに21時に気づき、途中から見た。もうマイナス宇宙到着してた。途中からでも面白かった。劇場で放送されていたものよりも大幅にカットされてたらしいけれど、気づかなかった。

トニー・スコット監督の『マイ・ボディガード』を見た。良かった。僕は大事な人を奪われたことも復讐心に燃えたこともないのだけれど、この映画で描かれた復讐の遂行のされかたはなぜだか一定のリアリティがあるように感じた。ジョン・ウィックみたいな話だが、ジョン・ウィックはアクションが際立ちすぎているので、復讐された者にある独特の心の残滓みたいなものから視点が遠ざかってしまう。それに比べたらこの作品はアクションが地味でうれしかった。あとこの内容でタイトルが『マイ・ボディガード』なの、すごい良いな。原題は『Man on Fire』なのだが、珍しく邦題のほうが良いと思う。『マイ・インターン』がインターンをする映画だったのとは違って、『マイ・ボディガード』はボディガードをする映画ではなかった。ボディガードという仕事の向こう側を描いていた。だからこそ『マイ』が輝いていた。

邦題のほうが良いで思い出すのは、シェル・シルヴァスタイン作の絵本『おおきな木』(英題:The Giving Tree)。

持ち主を殺されたギターが人間に復讐するゲームを作っているから、復讐には詳しくなっておきたいって思う。僕は先にも書いたけど、大事な人が奪われた経験がないし、他の理由でも復讐に燃えたことがたぶんない。日本では多くの人がそうだと思うが。メキシコ(マイ・ボディガードの舞台)くらいの犯罪率になると、それなりにありふれた現象だったりするだろうか。復讐で人殺しをするのって。

復讐で殺す映画。『ジョン・ウィック』『レオン』『キル・ビル』『レヴェナント』……レヴェナントは精神面でも美しかったな。というかレヴェナントめっちゃ好き! キルビルは冒頭が素晴らしい。ジョンウィックは(1,2しか見てないけれど)なんかただアクションの動機づけに復讐という題材が使われてるだけという印象がある。レオンはまあ、復讐の道ってあんま良くないよねという雰囲気でまとまっていて普通。『藁の楯』とかもか。復讐心による殺意を別のより崇高な精神で抑えて乗り越えるのは、あんまり美しくない。そういう奴は、初動で復讐心を持ってること自体がださいように見える。『告白』はそういう意味で、殺意を断罪もせず祝福もせず、一個人の狂気として描ききっていてよかったかも。そういえば『国宝』でも軽く復讐未遂していたな。『ジョーカー』は復讐映画と言える?

大切な者が殺されたことを受けて、主人公が自らも殺し人になる道を選び取ったということの功罪を客観視させたり、そのスタンスを揺さぶったりするような演出があるといいのかも? レヴェナントは復讐することと生き延びることそれぞれの険しさの交差みたいな描きかたがよかった。あと、ラストシーンの行動がある種一つの倫理的回答になっていた。キル・ビルは後半ははっちゃけているが、冒頭のバトルシーンが殺し屋稼業と日常の急接近を超おしゃれに描いていた。敵が同じ子持ちの母であったという設定も効いていた。母親同士のバトルってなかなかないよな……。

あ、復讐でいえば、マフィアやヤクザの報復は映画でめっちゃ見る題材だね。ゴッドファーザーとか北野武とか。でも上記の復讐の精神のメカニズムとは少し違うかもしれないな。

今のところ、マイベスト復讐映画はレヴェナントですかね。生きることと殺すことが、いつの間にか同じになってしまうような感じ……。しかしいざ復讐を成し遂げる(殺す)瞬間が訪れたとき、視界ががらりと一変するんだ。自分の手の内に、今まではなかった選択肢が宿っていることに気づく。そのとき、どう動くか。