今日をトラッシュ

2024 - 11 - 13

起きた。寒いな。起き上がると皮膚に部屋の冷気が当たって、動きたくなくなった。ご飯を食べた。

最近リリースされたポケポケの初期環境は、コイントスの結果次第で水エネルギーが上振れる「カスミ」が圧倒的な覇権を握っていた。外野から見てるだけだけど、ポケモンカードって人間が異常に強くない? 「山札からカードを3枚引く」みたいな、他のカードゲームだったら殿堂入り必至の破格の性能がポケカでは許されているイメージがある。ゲームデザインとしての重心の置きどころが遊戯王やデュエマとは違って、ドローやエネルギーの価値が相対的に低いのかな。

今週受けた(ほぼ)人生初の就活面接は、予想してた以上に難しいものだった。

最初に「小学校、中学校、高校、大学。それぞれの時代において、あなたはどのような人間だったか、周りからどう思われていたか、あなたにとって一番大きかったイベントは何か。時系列順に、端的に話してください」と言われた。

話すこと自体はできた。僕はずっと自意識過剰で生きてきたから、自分が今まで何を考えて生きてきたのか、その変遷を覚えていた。各時代においてどのイベントがどのように作用し、僕のこの人格を形作ってきたのかを説明することもできた。

しかし守れなかったのは「端的に話す」ということだった。想定された時間の倍くらいかけてしまった気がする。僕としては、端的に話すのは無理だった。「一番大きかったイベント」というのも迷わされた。複数の側面から色々な体験を堆積して出来上がった今の僕は立体物なわけで、何か一側面をかいつまんで「まとめると、僕はこういう人間です」というのは真実性を欠くと思った。でもそれをしなきゃ駄目だったのかな〜。

でもそのあとも色々と質問を繰り出してもらえたので、ありのままの自分を伝えることはできた。

面接官は話しやすい人だった。クリティカルな質問をいくつもしてくれたおかげで、自分が把握していた以上のことをその場で深掘って伝えることができた。でも面接として上手くいったかどうかは、わからない。戦略的に会社側の期待を汲み、自分の人材としての適性をアピールする……そういうのはできなかった。事前にその会社の製品のこととか調べておいたけど、そういう準備は今回は役に立たなかった。その場限定の質問ばかりだったので、思いついたことを、思いついたまま話すことしかできなかった。前にキャリアセンターの方に言われた「面接対策はしなくていい。どんな質問にも自分らしく答えられるよう、ワイルドに自己分析を深めなさい」はその通りかもと思った。きっと面接側の思惑通り、僕の人物像は効率よく暴かれたのだ。そしてそれは会社に持ち帰られて、マッチングにかけられるんだろう。

面接のどうしようもなさみたいなものを痛感した。でも、次回以降に活かせる学びも得られた。今回深堀りされて明らかになった自分自身のことを、次からはあらかじめの自己分析として使える。あと、もうちょっと落ち着いて話せたらいいな……。長々話し込んだ末「あれ今、何の質問に答えてるんでしたっけ? あ、そうでしたそうでした」と迷子になっちゃった。「何してる時が一番幸せ?」という質問に対して「一番幸せなのは……コーヒー飲んでる時ですかね……。でもこれよりも第二位の方が話し甲斐があるので、そっちの話をするんですけど」などと言ってしまった。これだったらはじめから第二位を話すべきだったな(コーヒーを一旦挟んだことも、自分にとって大事なパーソナリティな気はする。でも面接官はそこは求めていない)。

逆質問したいことがたくさんあった。面接官が明らかに才能のある人?で、深い内面と洞察とカリスマがあるように見えた。そう見えただけなのかな。どんないきさつでこの方はこの会社の人事にいて、僕は今この人に面接されているのかが不思議だった。それを失礼じゃない感じに訊きたかった。でも逆質問のコーナーはなかった。

多摩川を歩いた。この対岸のマンションの住人のいったい何割が、今悩んでいて、辛く苦しい思いをしているのか。俺は何番目なのか。それを知りたい。ちっとも楽しくねえ。歩くのもちょっと、厳しいかも……ふらふらだ。今日はいくつかのオンライン会議でものすごく消耗してしまって、元気がなかった。信号前に並ぶ車たちの尾灯の赤さが、攻撃的に感じられた。

腹痛い。こもっている。トイレが一部屋しかないレストランだったので、こもることに罪悪感があった。2回下痢をしたら治った。

ご飯食べたら少し元気になった。オンライン会議にもっと軽い気持ちで臨めるようになりたいな。今日の会議には、ある種の責任転嫁的な議論があった(それは誰が悪いとかでもない、仕方のない話だった)。僕はそれに食らってしまった。会社に入ったら、このくらいのほのかなピリつきなんていくらでも経験するだろう。慣れたい。

眼精疲労がひどかったので、パナソニックの目の周りを温める機械を使った。効果はよくわからなかった。

この男。

今日はまったく作業できなかった。会議してただけ。心身は、一日中作業できた昨日(日記ではおととい)とほとんど同じコンディションだった。いつもと比べたら、調子は良い方と言えた。だからパソコンを開きさえすれば、今日も集中して作業できるはずだった。ただそのはじめの一歩、パソコンを開くという動作ができるかどうかが、僕にとっては五分の賭けだった。

今日の僕は昨日と違って、コイントスで裏を出してしまったみたいだ。そんな感じだわ。情けない。手を動かし、パソコンの電源ボタンを押す。これだけのことが僕にとっては、地球に隕石が落ちるかどうかみたいな、祈るだけの天体現象なのだ。情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜情けねぇ〜

自分を責めても仕方ないから寝るけど。

寝ることにした。

あと2日でパルコ出展だった。このゲーム、間に合うのか? 果たして。間に合わないのか? そんなことあるのか?