酸素と暮らしのボンベ

2025 - 01 - 27

15:29。コンディションは悪い。頭痛。と全身。心当たりはいろいろある。今日は、やるぞーとか無しで。日記で、のっけから自分は今からこうしようとか書くのをやめてみる。未来形は身を滅ぼす。何も考えずに動かしてみる。

起き上がったら祖母が、おでんの煮卵があるから電子レンジで温めて食べなと言ってくれた。「爪楊枝の場所わかる? ゆで卵はそのまま温めると破裂するかもしれないから、穴をあけておくのよ」と言われた。僕は爪楊枝を出し、ププスと5回ほど刺してから煮卵を電子レンジにかけた。

破裂した。

美味しいお餅を食べ、散歩には出かけず、机に座ってパソコンを立ち上げた。スケジュールをとりあえずよくわかんなくしたくなった。

昨日のタスクが見えなくなっちゃったよ~! 面白いね~!

再び寝る。全然やる気ある㌔寝る。そういう動き方がある。

寝る前にitch.ioのストア作った。itchはすぐにストア作れて助かる。

横になった。

昨日の作品募集で曲のプレイリストを送ってくれた人がいて、それらを聴いてた。紹介された本もメモしました。

ユメギドがオートマトンの記事で紹介されていた。こういう小規模のゲームも拾っていただけるの、ありがたい。ツイートに使われている画像がプロト版のやつで、100%没になる画面だ。詐欺広告みたいになっちゃった。まあよくあることか。

クソオオオオオオオ

寝てない。

iPadのOSをアップデートしようとしたら、容量不足で失敗した。フジテレビの記者会見を見ながら、箱男読みながら、アップデートに必要な容量を確保するためにデータの整理をした。アップデート、なかなか時間がかかっている。会見も長引いていて、同じくらい終わらない。だんだん、見ているというより、曝露している、みたいな感覚になってきて、あ、アップデート終わった。僕はiPadを片づけて筋トレをしてシャワーを浴びて自分の部屋に戻った。

UIにしたら、タイリングの敷き詰めを容易におこなえた。可愛い。結び目が「ゆ」「め」「ぎ」「ど」になっています。何パターンか欲しい。でもタイルにバリエーションを出す作業は、後回しにしようかな。後ろから「後回しにしろ」と囁いてくるやつがいる。幻聴にしては、建設的なことを言う。

遷移つくれた。

システムまわりが最低限できた。今からは「1stゴリゴリ」をやる。1stゴリゴリって? それはね、ゲームの実際に遊ぶ部分の肉付けをしていくことだよ。ステージを量産するための鋳型が完成したから、これからその鋳型を使ってステージを量産していくんだ。ステージを今から作るの? それってすごい時間がかかることなんじゃないの? 今日中にできるの? 1st、2nd、3rdって分かれてるのはなぜですか? このスケジュール、真面目に見積もってます? はぁ~~うっせぇうっせぇうっせぇわ。Ado? 校庭にAdoいる!! えっどこどこどこどこ!!

一旦高瀬舟羊羹を食べて、具体的なエネルギーを補給しようかな。コーヒーはさっき飲んじゃったから、牛乳にしようかな。大したレベルではないけれど、今回の開発はいままでよりもクラスや継承を使いこなしている。牛乳を飲みながらアクセス修飾子について学んでいたら、「カプセル化」と「情報隠蔽」というプログラミング思想を知った。情報システムは宗教だ。多数の宗派に分かれている。

「結局protectedは麻薬なのだと思います」とか書かれている。そんな。俺、麻薬使ってたんだ?

僕はずっと一人で、かつ作品のための必要最低限のコーディングしかしたことがない。だから界隈(?)における暗黙のルール(まさに、コード)があっても、それを知らないままに来ている。書いたコードを、人に見られたことがない。本職のプログラマーに見せたら、きっと色々と言われるんだろうな。裸を見られるより恥ずかしいかもしれない。protectedを麻薬だと思う宗派の人からは、「トロヤさんってprotected使う感じの人なんだ……」と思われ、ひっそりと縁を切られたりするのだろうか。僕は今のところ↑の文の言ってる意味がよくわからないので、protectedは今後も使っていくつもりだ。

管理のしかたを考えた結果、Excelでステージを管理することにした。モニターが3つ欲しくなるところだ……。

初めて使う機能を色々試した。セルをenumのプルダウン形式にしてみたり、チェックボックスのある二値の選択形式にしてみたり。表計算ソフトもまた独自の知識体系があって、面白い知見が掘ったら出てくる。親友は確か会社で経理をしているから、表計算ソフトとはお友達なのだろうか。チェックボックスとセルのTRUE/FALSEを紐づける処理、個別対応はできるけど、量産する方法がわからないのですがご存じですか。調べたら、そもそもExcelでチェックボックスの利用は推奨していない人が多かった。ここにも宗教が。

いつのまにか朝の8時になってしまった。終わろう。

礼文島でトド猟をおこなっていた俵静夫さんの特集を見た。冬の礼文島の海には、トドが出没する。トドは魚を食べるので、漁業に甚大な損害をもたらすとして有害鳥獣に指定されている。そのため、俵静夫さんのようなトド猟の専門家が必要になる。映像では、揺れるボートの上でライフルを構え、海面に顔を出したトドに弾を撃ち込む俵さんのようすが見られた。苦しみを味わわせないために、必ず一発で仕留めるようにしていると言っていた。毎日冬の海上で、トド猟か。彼だけの人生だ。誰もやらない一つのことに従事する人生。その専門性を磨き続ける人生。そんな彼は昨年亡くなったらしい。

彼の職業が気になる。同じNHKのニュース記事でも、俵さんの職業を「猟師」と書く記者と「漁師」と書く記者がいた。確かにトド猟ってどっちなんだろう。素直に獣を仕留めるという意味では「猟」のニュアンスが近い。でもその目的は、毎冬トドに食い荒らされることによる漁獲量低下の防止だから、トド猟は礼文島の漁業活動の一環と言える。だから俵さんは地元の漁に携わる「漁師」とも言えるし、トドを狩る「猟師」と言うこともできる。数年前の情熱大陸の密着記事は、あえて「りょうし」とひらがなで書き、俵さんの両義的なプロフェッショナルのあり方を強調していた。

かっこいい。

殺したトドは回収して、食べたりも研究機関に寄贈したりして、無駄なく処理していた。一発で仕留める彼が寄贈するトドの頭骨は、どれもひじょうに状態がよかったという。そんなふうに生命のやりとりに信念の眼光が宿っている感じは「猟師」だった。他方、トドが日本の海域に来るのは冬だけで、それ以外のシーズンは漁をしていたらしいから、本職は漁師というべき?

今日は起きてしばらくは自分に何も命令せず、期待せず、フフフーンと好き放題だらだらした。精神状態は、すこぶる良かった。だらだらの時間は、本を読んだのとiPadのデータを整理したくらいでほぼ何もしなかったのだけれど、昨日までの「頑張れず、何もできない時間」とは質がまるで違った。

その上で、深夜は、肩の力を抜いて自然に開発作業にアクセルを踏めた。しっかりだらだらしたために作業時間はさほどだったし、また座学に凝りすぎてプロジェクト自体の進捗を犠牲にしてしまった感はあるけど、なんか、良かったな。今日のこと、好きだ。心も身体も無理がなかった。

日光を浴びること、ルーティンに則って淡々とリズミカルに作業を継続することを念頭に日々を続けることは、僕にとっては緊張感がありすぎて、無視できないネガティブが溜まってしまうようだ。昨日今日みたいに、「やらねー!」と覚悟を決めて好きなことしたり、罪悪感なく何もしない時間を数日に一度、作るのがよいかも。

また、書くことがカクカクしてきた。明日はまあ、またカクカクしてみるか。座るか座りたくないみたいな葛藤の嵐になるのでつらいけど、作業時間はやっぱりカクカクな方が大きくとれる。

明日はすぐにプールに行って泳いで、帰ったら作業してみようかな。もう朝9時だ。ネネバ。起きたらもう日は沈んでいるだろうな。