レストレスカラーボーンズ症候群

2024 - 08 - 15

イザベラがラベンダーの咲く泉まで車を出してくれた。ラベンダーを摘んで、オイルを作るのだ。僕は助手席で泉への道のナビゲーションをした。

絵が並んでいる。それぞれの絵の下に、籠が置いてあって、そこには外套や帽子が入れられている。絵と、画家がそれを描いた時に身につけていたものをセットで鑑賞する企画展だ。中には下着まで入れられたものがある。この人は描いた後、全裸で帰宅したのか?

起きた。夢だった。イザベラは存在しない? ショック。

13時間寝ていた。生活リズムを失った。

Unity1Weekが開催されている。お題に合わせて1週間でゲームを作るゲームジャムだ。僕も何か作ろうかな、と考えた。ここ3週間何もできていない状況を打破する策として、小さいゲームを作って手を動かすリハビリをするのだ。

どうかな。やるか、やらないか。

ベッドの上で土下座した。立ち上がってキッチンに行っても膝が「くた、」と勝手に折れ曲がって、這いつくばってしまう。今の自分の身体では、自重を支えられない感じだ。寺山修司の『幸福論』を読んだ。最近知り合った人がこの本にとても感動したと言っていたので、気になって買った。まだ全体の24%しか読んでない。

この記事を書き始めてから、すでに7時間経過している。台風が近づいてきている。今の気圧は1004hPa。

ゲームジャムを「参加する」か「参加しない」か決めるだけの二択に、何時間も答えを出せないでいる。決めることにすらエネルギーを要する状態だ。答えを出さない限り、僕は参加しな続けている。ゲームジャムの締切りは着実に近づいている。

姉が会社の福利厚生で使えるマインドフルネスアプリの家族会員に、僕を招待してくれた。インストールして、使ってみた。さまざまな瞑想セットが用意されていた。

自分の頭や身体の中で竜巻が起こっているかのように、圧倒される感覚にとらわれてしまうのは、自然なことです。心配はいりません。これから数分間、一緒に内なる嵐を鎮めていきましょう。

心の渦を鎮める – Jay Shetty

深呼吸しながら指をくっつけたり離したりすることによって、内なる嵐を鎮める努力をした。

僕は自分の鎖骨に触ることができない。本当に昔からの変な性質で、頻繁に鎖骨がむずむずして、悶えてしまうのだ。この「むずむず」という感覚が誰にも伝わらないからもどかしいのだけど、とりあえず「ミミズが這っている感じ」と想像してくれたらいい。鎖骨を触られると変な反応をしてしまうので、小学校の頃はクラスメイトたちに鎖骨を触られて面白がられたりした。成長に伴って発症の頻度は落ちついたが、小さい頃は鎖骨のむずむずによって一睡もできない夜があったりもしたものだ。むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)という病気があるらしくて、概要を見る感じ、かなり症状が近い。僕はその鎖骨バージョンなのか。

なんで僕の鎖骨の説明をしたかというと、上の瞑想中、異常に鎖骨がむずむずして暴れだしてしまったのだ。基本的に僕は「呼吸に意識を集中」とか「楽な姿勢で落ち着く」とかをやると、この鎖骨むずむずが現れる。内なる嵐を鎮めるためには楽な姿勢で深呼吸をする必要があるのだが、それ以前に内なる鎖骨がむずむずするため、それを鎮めるために身体が自動的に暴れてしまう。なんなんだ! アー

マインドフルネス、失敗。僕は認知行動療法やその発展としてのマインドフルネス、禅の方法論は役に立つと考えているのだけど、瞑想らしい瞑想に成功したと思えたことは一度もない。いつも鎖骨に邪魔をされて集中できなかったり、継続できなかったりする。

むずむず脚症候群は何が原因なんだろう。軽く調べてみたら、鉄分不足か、鉄分生成をうながすドパミンの機能障害が関係しているらしい。身体がいやでも暴れてしまうので、子供が発症するとADHDの多動性と見分けがつかず、診断で勘違いされるケースが多いという。ADHDも多くがドパミン生成過程の不具合が原因だから、頷ける話だ。むしろ、同じ原因によって二つを併発しているケースもあるのでは。

というわけで、今日はこのアプリを使いこなせなかった。また気が向いたらやってみようと思った。

このアプリでは再生した瞑想音声が終了しても、バックグラウンドで流れていた川のせせらぎや鈴虫の鳴く声は止まらずに流れ続ける。これは面白い。コンテンツとプラットフォームの境界が意図的にあいまいになっているのだ。マリオなどのステージ選択画面で、ステージ入り口周りのグラフィックが、そのステージの雰囲気や意匠を予感させるデザインになっていることを思い出した。

Twitterもバックグラウンドで川のせせらぎとか流れればいいのに。醜悪なコンテンツが流れてくるのだから、音姫があってもいい。

本筋を忘れてた。Unity1Weekに参加するかしないかを迷っていたんだった。

朝になってしまった。

参加しよう。なにか小さいゲーム作ります。