ライフ、甘んじてよ
朝日がさぁ!

学校に行けませんでした。ほとんど行きかけていた。でも行かなかった。次こそ行く。今日は寝る。
次回は二日前くらいから入眠時刻を意識的にずらしていこうかな……。あと、シャワーを前の晩に浴びておこう。今日家を出られなかった理由に「今の僕は学校に行ける衛生レベルではない。シャワーを浴びなければ」という意識があったことは大きかった。外出直前の僕は、行きたくないという思いが最高潮に達している。玄関扉を開くために必要なワーキングタスクが僅かにでも詰まっていると、動けなくなる。そういうのはもっと事前に、まだ当事者意識のないうちにやっておいて、いざ外出するべき時にはほとんど自分を叩き出すような勢いで出られるように、状況を整理しておくべきだ。
寝る。
17時に起きた。

夕日。
パートナーの買い出しについていった。スーパーマーケットの売り場にいると、吐き気に襲われた。最近多い。スーパーにいると、もどしそうになる。口を押さえながら歩く。なんでだろうという思いと、なんとなくわかるという思いがある。僕は食べることに関する苦手意識が多いので、色々想起するのかもしれない。実家のキッチンにいるとなぜか咳が止まらないのと同じような。「スーパー」も「マーケット」も食材の含意はないのに、スーパーマーケットに売られているものの90%以上は食べ物だ。
帰宅して、リングフィットアドベンチャーをした。自主的にやる運動、楽し〜。
食。人と摂る食事が厳しい。まず食事という営みがある程度パンクチュアルな儀式で、その時点で自分の性質とそりが合わない。家庭だと決まった時間に「来い」と言われる。今やっていることを中断したり、立ち上がったりすることが苦痛な者にとってはそれだけで煩わしい。腹減ってないし。
食膳にありつけたとして、今度は食べる行為の面倒くささと向き合わないといけない。箸を持って、口に運んで、噛んで飲み込むとか。お腹が減っていないときや、胃腸の具合が悪いときは、これらが時としてできない。
あと、感覚過敏的な嫌さも満載だった。人の咀嚼音や啜る音、箸の持ちかた、食べる速度など……他人の振る舞いがいやに気になって、ウーとなる。食べ物を前にすると急にビーストモードみたいに人が変わって、ガツガツ箸と口を動かす者がいるので怖い。そのような動きは、僕にとってはうんちしてるとこ見せられるのと同じくらい粘膜的で黙示録的な光景に見えるのだが、食事行為によってさらけ出される過剰さは、人によっては隠そうという認識すらないみたいだ。
むしろ、満足に食わないほうが失礼みたいな風潮もある。食べることにつきまとう、道義的責任……これも大いに食欲を削いでくる。実家ではいつまでも食べ終わらなくて、祖母に叱られた。家計と相談しながら食材を揃えて、バラエティと栄養豊かな献立の組み合わせを考えて、時間と労力を割いてご飯を作ってくれた、それを毎日してくれた祖母には、僕は感謝しないわけにはいかない立場だった。実際凄すぎるし、心から尊敬していた。だからこそ「いまは食べたくない」とか「不味い」とか「嫌い」とか言えなかった。「皿洗いしたくない」も。そうだな、お皿洗いとセットなのも困りますよね、食事。
いつからか父の咀嚼音と、決まった時間に食べに行くことの苦痛に耐えられなくなって、申し訳なかったけれどご飯は作り置きしておいてもらって、自室で一人で食べることが習慣になった。しかし自室でも食うのが面倒くさすぎて、数時間で一口しか食べられず、硬直。など……。
基礎代謝が上がって、胃腸も強くなったら、もう少し食事に対して前向きになれるだろうか。お腹がなかなか空かないのが、食事に対する苦手意識の核心なんじゃないか、という読み。
やっぱり運動から。徐々に。「美味しいものを食べて幸せ」ってやつを、いつか体感したい。今の僕は「生きるためには食べなければならないことによって格段に苦しめられている」のだ。きちんと悩んでいるつもりだけれど、この訴えは同情すら得られない。むしろどこかの誰かに怒られているような気さえする。
最近、米の価格高騰がすごいらしいね。米のみならず、食物が全体的に値上がりしているとか。ここ5年くらい流れてくるニュースは沈鬱なものばかりで、世の中の具合がどんどん悪くなっているのがわかる。一昨年よりも去年、去年よりも今年と、地球は翳りを濃くしている。
たぶん、世の中がおもんなさすぎるせいで、相対的にメジャーリーグ ドジャース 大谷翔平選手の株が上がってるんじゃないだろうか。明るいニュースがそれしかないから、彼の活躍ぶりを確認して溜飲を下げるしかないのだ。
あと最近、睡眠が流行っているよな。ポケモンスリープの監修などをしている例の睡眠学者は各種メディアに引っ張りだこだし、医療界では睡眠障害の専門科設立に向けた動きが活発化しているらしい。これってもしかして、みなさん、現実がやってられないから、睡眠時間を増やすことで現実の時間を減らそうとしている? そうなのか? 現実世界では大谷がすごい記録出しているのを見て興奮して、残った時間は意識を途絶させることでアベレージ高く人生を完結させよう、という魂胆なんだな? いいじゃん。
作業した。Godotで、アクション部屋の基本実装の続き。7〜8時間やっていた。
昨日より充実した。ウゴウゴしながら、気持ちの良い挙動を探っていく。ここの処理調整したらもっと楽しくなるだろうな〜って箇所が、いくつも思いつく。明日はまた今日より充実するといいな。
マウスホイールの効きが悪くなった。どちら側に転がしても、上にスクロールするか下にスクロールするかランダムになった。新しいものを注文した。一度試してみたかった、トラックボール式のやつを買った。ワクワク。個別の人生の楽しさ。アメリカにいる大男が球を遠くに打ち飛ばすことよりも、数日後に変な形のマウスが手元に届くことのほうが、僕には面白い。
8:04。パンとヨーグルトとイチゴを食べて、寝ようかな。朝ごはんという感じ。0時ごろに夜ご飯を食べたから、お腹が空く時間としては妥当かも。食べられるときに食べないとな。
しかし、これらに今僕がありつけているのも、パートナーがいるおかげだ。彼がもしいなかったら、いったい全体。僕はどのようにして。