12時45分に起きた。ビックカメラに行って、PCスタンドを買った。昨日、パソコンから鳴るファンの音がうるさくて発狂した。PCスタンドを使うことで、通気性を高めようと思ったのだ。
その後映画館に行った。チェンソーマンレゼ篇を見た。とても良かった。チェンソーマンかなり好きだな……。呪術廻戦もそうだけれど、もう話とかじゃないんだなって思いますね。戦いがものすごい純化されている。バトルはアニメーションと音響のピュアなぶつかり合いであって、そこに余計な文脈や物語が重ね合わされていない。炭治郎が「絶対に許さない!」って顔を顰めるような(炭治郎って常にあの顔している)背負ってる感じが、チェンソーマンにはない。映像の力を信じて戦いに明け暮れる。短時間刺激の連続はある種TikTok的だなとも感じたけれど、まったく嫌な感じはしなかった。中身がないんじゃなく、中身以外の余計さが一切ない、みたいな違い……。むしろバトルものの作品はこのくらいアニメーションが主導権を握って純化していくべきだと思った。
おじさんの感想になるけれど、チェンソーマンってワンピースやナルトじゃなさすぎ。そのじゃなさがすごい新鮮に感じる。劇場に子供がたくさんいたけれど、今の少年少女ってこれを見て育つんだ? すごいね。20年後のバトル漫画ってどうなっているんだろう。
キャラクターも、逆説的に新鮮な魅力を放ってる感じがする。デンジもマキマもレゼもアキも、みんなそれぞれ人格がなんかスァーっとしてますよね。それは、純化した戦闘のために最低限の動機やパーソナリティしか備えられてないからなんじゃないかなって思う。藤本タツキが描くと自然とそうなるのだろうな。

雨降っている。自転車を漕いで家具屋に行った。
デスクチェアを選ぶため、店に置いてあるオフィスチェアに座りまくった。自民党は総裁選の決選投票をおこなっていたようだが、僕は椅子の座り心地のトーナメントで忙しかった。とても悩んだ。元気なときはいいけど鬱っぽいときは椅子の反発力にすら責め立てられるような感覚をおぼえるので、そのときの辛さを想像した。一回座った状態で鬱のふりをして、あえて姿勢を崩したりしてみた。姿勢を崩したときにどこかの部位が突き刺さって痛かったりするとよくない。そこから精神ダメージがくる。
迷ううちに、だんだん何を買ってもどうせうまくいかないような気がしてきた。「椅子の問題にするな」と内なる自分に怒られた。でも最終的に満足いくものを選べた。うちに届くのは一週間後くらいかと。

フードコートでペッパーランチ食べて美味しかった。フードコートで飲む紙コップの水ってサイコーだよね。そうか?
クイーンズ伊勢丹に行った。オモコロチャンネルでミラクルフルーツ(食べると味覚が変わってレモンすら甘くなるやつ)を取り上げていたのを見て、自分も試してみたくなったから。クイーンズ伊勢丹ならあるかと思った。店内を一周したけれど見つけられなかった。店員に「ミラクルフルーツってありますか?」って尋ねるのやや恥ずかしかった。「それはミラクルフルーツという、商品?」と訊かれた。「いえ、ミラクルフルーツという、フルーツです」と答えた。
結局、ミラクルフルーツは置いてなかった。やっぱ奇跡ってないんだ。奇跡なんて起きねェーんだ。自分の力でもぎ取れ。これからは努力。努力フルーツの時代がくる。
帰り道、花火が打ち上がってるのが見えてうれしかった。雨のなか。雨天決行したのか。レゼ篇でも花火打ち上がっていた。
帰宅してからFEZの続きやった。エンディング後すごくなった。このゲームはここまでいくと思っていた。感動した。そういえばパートナーはFEZの舞台のモデルになった? モロッコのフェズという都市に行ったことがあるらしかった。昨晩iPadでフェズの街の写真を見せてくれた。確かにかくかくした街だった。出っ張った土壁の家屋が空を四角く切り取っていた。
23:59。アーイ⤴︎リスアウ⤵︎