高校時代からの付き合いで今は量子の研究をしてる友達がサッカー日本代表に選ばれている夢を見た。流石に驚いたけれど、彼は当時から運動神経も凄まじかったし、やろうと思ったことは何でも実現してしまうアグレッシブな生きざまをしていたので、まあそういうこともあるかと思った。14時に起きた。
起きた瞬間に、ひとつの直感を得た。同じ高校時代からの付き合いの友達、夢に出てきたのとは別の友達についてだ。彼は大学に進んだあと、僕と同じで中退した。その後彼が何をしているのかは僕は知らなかった。今に至るまで、彼はそれを秘密にしているのだ。
それが、目覚めたときに急にわかった。彼が今何をやっているのか。なぜだか確信に近い感覚がある。Spiritual。
とはいえ、秘密にしている当人に「あなたは今〇〇をしているんじゃない?」とズバリ訊くのは迷惑だからできない。だから僕のこの予想が的中しているかどうか確かめるすべはない。
しかし、事実が明らかでない以上、僕のなかでだけ勝手にこの予想(妄想)を膨らませておるのも不健全な気がする。他人の秘密はなるべくバイアスをかけずに不定状態のまま置いておくべきだと思うのだけれど、自分の予想にやけに自信があるだけに、どんどん本当にそうな気がしてくるから厄介だ。
そんなこと考えてた。変な目覚めだった。
僕の予想能力の精度はどうなのかというと、わかんないです。僕が最近積極的にした(パートナーに事前に宣言した)予想といえば、ゲーム『FEZ』についてと、今期の新アニメ『永久のユウグレ』についてのものがあるな。下にネタバレ書くので注意。
FEZをやっていて、僕は中盤くらいで「このゲーム、いずれ真上からの視点が見られるようになるだろうな」と予想していた。実際は、エンディング後に「一人称視点」に切り替える機能が追加された。なので予想は外れた。でも一人称視点にすることでブロックの上面が新しく見えるようになって、そのことが謎解きのヒントに大いに繋がる要素だったので、その意味ではちょっと当たっているかも?
永久のユウグレについては、第一話の半分くらい見たところで「最後に主人公が急に殺されるだろうな」と思ってた。そしたら実際、ラストで主人公は急に撃たれた。でもその後、時が飛んで、はるか未来の終末世界で主人公はカプセルから目覚めた。それは予想してなかった。
当たらずも遠からず? どうですか。
國分功一郎『中動態の世界』を読み終わった。すごい良かった。最後は中動態の概念を通して得られたスピノザの自由についての洞察を、メルヴィルの遺作『ビリー・バッド』の読解に使っていて、実践編って感じで面白かった。
スピノザによれば、自由は必然性と対立しない。むしろ、自らを貫く必然的な法則に基づいて、その本質を十分に表現しつつ行為するとき、われわれは自由であるのだ。ならば、自由であるためには自らを貫く必然的な法則を認識することが求められよう。(中略)いかなる受動の状態にあろうとも、それを明晰に認識さえできれば、その状態から脱することができると(スピノザは)述べた。
p.262
ここ熱かった。
ちくちく読んでいたものがようやく読み終わって嬉しい。17:15。これからどうしよう。人生。注文した椅子届くの楽しみだな。椅子の悪魔がいたら弱いだろうな。パートナーと買い物に行った。積分の座標変換の勉強した。ダーウィンが来たでメガネザルの特集をしてた。ジャンプ力に優れ、助走なしで体長の25倍の距離を跳ぶことができる。
メガネザルの身体に対する眼の大きさの比率は、哺乳類で一位。でかすきて動かせないらしい。眼が大きいから夜でも獲物を見つけられるんだって。眼って基本は大きいほうが光を多く集められて夜目が効くのかな? カメラの口径みたいなものか。眼が大きいってことはF値が小さいってことだから、視界はピンぼけ気味なのかもしれない。人間の眼ってそういえば注目したものにオートフォーカスされると思うけど、それは動物のみなさんもできるのかな。
『FEZ』二周目をクリアした。二周目はバチバチ攻略見た。素晴らしかったな……。FEZはゲーム空間の次元について批評的に踏み込んだ作品みたいな感じで、よくゲーム美学研究の文脈で取り上げられる。しかしやり込んでいくうちに、その新奇性以上にただただハードコアパズルプレイヤー向けの硬派な謎解きの宝庫という感じのゲームになっていった。Blue Princeに近かった。
その後、姉が教えてくれた脱出ゲームをやったが、詰まってしまい、脱出できないまま3時間プレイしたところで眠気に抗えなくなり、中断……。