潮流の外

2025 - 10 - 24

8時半に起きた。作業。

・血飛沫を新しく実装する。
・攻撃ゲージのUIを再表示する。
・一個目のタイルセットを完成させる。
・最初のステージを作る。
・カメラ移動のバグを直す。
・角周りの衝突のバグを直す。
・リロード中は重複してリロードを受けつけないようにする。

血の続きやってる。目覚めたら朝食を摂る前に早々と椅子に座ってしまえば、スムーズに作業に取りかかりやすいかもしれない。体調が悪くない日は起きた瞬間が一番動ける。

朝イチで毎日の目標(ゲームエンジンを立ち上げて、一行でもコードを書く)を達成できると、その後残った一日の時間を過ごすのにも、なんか自信が出る。メリハリのある今日を送れるような気がする。

朝食後、3時間くらい何もしなかった。朝イチで動けた充足感にかまけてしまった。メリハリ(減り張り)のメリの部分。

カービィのエアライダーDirect2を見たりした。全てがあると思った。どうして人はゲームをやるんだっけという気持ちになって、なんだかすべてがどうでもいいような気がしてきた。大手のゲームはすぐ全てになろうとする。FF7リバースとかポケモンシリーズとか。スプラトゥーン3も。

エルデンリングやSEKIROはその点、大きいゲームながらやることが絞られていて、とてもストイックだった。全てになろうとしていない。あとマリオカートワールドも案外ストイック。マリオカートって大人気シリーズにしては驚くほど要素少ない。なんだかんだほぼレースしかない。でもそれくらいがいいと思う。

隣町に用事があったため、大きな橋を渡った。もし大きな橋で蟻が歩いているところを見かけたら、心配になるだろうな。君が思ってるよりこの橋終わらないけど、大丈夫? と。まあ、蟻は見なかったが。

帰り道、猛烈に寂しかった。僕はなんか、すべての潮流の外側にいるような気がした。例えばある日、Aさんと共通のトピックについて楽しく喋ることができたとしても、その帰り道に僕は、きっとAさんはそのトピックついて僕よりよっぽど深く掘り下げていて、毎日の時間をそれに使っていて、僕の他にもっと濃密な人々と関わりをもっていて、彼らとともにそのトピックに向かって突き進んでいるんだろうなー、と思うのだ。別の日にBさんと喋っても帰り道に同じことを思い、Cさんと喋っても同じことを思う。僕はどの領域についてもゲストでしかなく、潮流の外側にいる。

行きに渡ったのと同じ橋を渡りながら、そのような寂しさについて考えていた。どんな人らと仲良くしても、僕はその巡り合わせの機会にかすっているだけで、全身を預けられはしないのだ。エアライダーDirectを見て思った「すべてがどうでもいい」感じも、そういうことかも。僕はこのゲームをめぐる潮流の外側にいるということ。

一人でさみしー。

帰宅。行基本変形(掃き出し法)の練習。行列は連立方程式としても解釈できるし、ベクトルの変換としても解釈できるし、ベクトルの線型結合の基底変換としても解釈できる。新しい概念というよりは、科学を扱う上で欠かせないインフラという感じがする。ひとまず訓練しないと扱えるようにならない。単純計算が多くて大変。

僕らの世代は高校で行列を習わなかったけれど、昔は行列も高校の指導要領に入っていた。僕がいま趣味で勉強してることは、数Cが廃止された2012年度以前の人たちからすると高校レベルの内容。

2022年度から数学Cが復刻した。「ベクトル」が数学Cに移動して、数学Bの「統計的な推測」がその比重を大きくしたらしい。共通テストの「数学IIBC」では「数列」「統計的な推測」「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」の4つのうちから3つを選択するそうだ。文系が曲線や複素数平面を扱うことはあまりなさそうだから、統計的な推測が本格的に選択肢に入ってくるんだろうな。

「統計的な推測」は項目としては僕の世代からあったけれど、実質入試では出なかった。だから(学校にもよるだろうけど)教わらなかった人が多いと思う。我々、期待値とか信頼区間とか習ってないんだぜ。ゆとり世代以前の人には信じられないかもだけど。

数Cが復刻して、さらに「情報」も必須化したわけだから、なんだか今の高校生たちはあきらかに以前より学ばないといけない量が増えているように見える。労働強度の上がった現代社会にキャッチアップするために、中高の時点で課せられる負担が大きくなっていくのはなんだか大変そうだ。そのぶん社会に出て苦しくない人材が育つのかもしれないけれど、それは人材をスペックの篩にかける作業が若いうちから行われるようになっただけな気もする。僕が悠長にニコニコ動画を見ていた時間を、今の若者は勉強に捧げなきゃいけないんだ。そういえば、昨年は小中高生の自殺者が過去最多だったというニュースを見た。

なんか時勢を斬るみたいなこと書いちゃった。どうでもいい。僕は潮流の外側にいる。美大はめちゃめちゃ楽しかった。もっと3倍くらい熱心に勉強や制作ができたなーとも思うけれど、まあ体力がなかったから、仕方ない。僕なりに楽しかった。入れてよかった。奨学金はやばい。

外側にいる。

寂しくて寝ちゃう。