Unko creator

2025 - 11 - 09

「Dusk」とかが出てくる難しめの英単語チェックテストを家庭教師にアドバイスしてもらいながら解く夢を見た。イラストが表す英単語を当てる問題で、今考えてる問題は、アフタヌーンティーのときとかに出てくる三段テーブルのイラストが描かれていた。家庭教師が「トロヤくんこれ何かわかる?」と訊いた。僕は「あっ、これあっ、その、洋服を着ながら食べるやつですよね」と言った。家庭教師が「そうそうそう! つまり?」と尋ねる。僕は「Patisserie(パティスリー)…?」と答えた。家庭教師は「惜しい! 絵をよく見て」と言う。三段テーブルのイラストをよく見てみると、パティシエが手を震えさせながらお皿にスイーツを盛っている最中だった。僕は「あっ」と気がつき、「Panic(パニック)?」と答えた。家庭教師が「正解!」と言った。

結局6時まで眠れなくて、そこから4時間ほどだけしか睡眠を摂れなかった。目覚まし時計で起きるのはきつかったけれど、昨晩の準備が功を奏してスムーズに家を出ることができた。

浜松町。産業貿易センター。

東京ゲームダンジョン10。インディー・小規模・個人制作ゲームの展示会。僕が初めて参加したときはゲームダンジョン2だった。もう第10回になるんだ。今回は単に客として遊びに来た。

貿易センター近くのセブンに寄ったら、ブルータスがマリオのゲームデザイン特集を組んでいたのを見つけたので、買った。久しぶりに会えたシさんとイさん夫婦(出展していた)に、差し入れとして渡してみた。「ああ、ありがとうございます」と言われた。イさんはジョジョが大好きということを初めて知った。「好きなキャラは誰ですか?」と訊いたら「人間だった頃のディオ」とのことだった。すごい原初だ。

お友達のオさんと一緒にイベント会場を回った。色んなゲームをした。遊べたやつ→『BatteryNote』『人のいない世界に』『代償少女』『イカスミポーション』『不可思議メメメは寝ていたい』『ドッペルテスト』『FOREVER with you…』『とかげメトロGB』『Reso-Seeker』『Marimba ReTech12』みんな色んな面白いゲーム作ってて感動した。すごいなあ。

歩き疲れたので、オさんとロビーのソファに座って世間話をした。オさんは大学時代、4年間競技ダンスのサークルに所属していた。「意外です」と言ったらオさんは「まったく楽しくなかったですからね」と言った。「まったく楽しくなかったのになんでやってたんですか?」と訊いたら「なんでですかね」と言われた。

ジャンルはモダンで、男女ペアで踊りながらバトル形式で競うようなことをしていたらしい。モダンダンスもそういうことするんだ。ダンスバトルといえば、ハウスやブレイキンのイメージがあった。まあ同じバトル形式でもルールやノリは違ったのかな? オさんは「人が至近距離にいるのが本当に嫌だったから、ペアで踊るとか本当最悪でしたよお」と言った。本当になんで4年間やってたんだよって思ったけれど、まあ確かに大学のサークルって、意外となんでもない巡り合わせで決まったりするかもな。

オさんはやる気出ない日は何もできないと言った。「何もできなかった日はどうするんですか?」と訊いたらオさんは「えーそんなの、今日一日何もできなかったな〜って暗い気持ちになって、寝ますよ」と言った。「天井を見て寝るんですか?」と訊いたら、猫を飼っているので天井じゃなくて猫を見て寝る、とのことだった。オさんは猫を飼っていた。これも知らなかった。2匹。メインクーンと、耳の折れていないスコティッシュフォールド。スコティッシュフォールド特有の遺伝子配合と身体障害の事情や、それに関わるペット業界の取り決めについて教えてもらった。耳の折れたスコティッシュフォールド特有の股を大きく開く座りかた(「スコ座り」という)は、下半身の形成異常によるものらしい。

「二匹って平等に愛してるんですか?」と訊くとオさんは「んーどうですかね。そもそも片方はいっぱい甘えてくるんですけど、もう片方はあまり積極的には近づいてこないので」と言った。たしかに。愛の供給は、動物側の受け入れ態勢の程度にも左右されるか。そのあとオさんは「あと値段が全然違ったんでね……」と下衆っぽく付け加えた。メインクーンはスコティッシュの3,4倍したらしい。

オさんは僕の日記を面白いと褒めてくれた。「自分も1日2日書こうとしてみたんですけど、ネガティブなことばっかりで、とても読みたくならないような」「僕も大概ネガティブなことばっか書いてるくないですか?」「トロヤさんの書く文章は内容がネガティブでも読んでて嫌にならないんですよ」「でも僕、ネガティブで呪詛っぽい雰囲気の文章も好きですよ。〇〇さんのnoteとかもすごい感動しましたし。オさんも呪詛でいいので書きましょう」「〇〇さんのnoteいいですよね。でも僕の場合はそもそも何も考えてないし、何か考えるにもあれ嫌だな〜とか嫌いだな〜みたいなことばっかで」「確かにオさんって色んなことに対してクソだと思ってそうですよね」「そうなんですよ〜」

オさんはいつもやってることは僕からしたら眩しいくらいアクティブで社交的なのに「本当苦手なんですよ〜こういうの」ってへにょへにょ愚痴をこぼすのが不思議だ。というか偉いなって思う。その自己矛盾感に彼は悩んではるのか、それともそれが彼なりの迎合とガス抜きのバランスとして丁度いいラインなのか、僕にはよくわからないけど、尊敬する。つまんない競技ダンス4年やってたみたいに、なんか「ほんとクソですよ〜」って言いながらこなすことをこなしている。のが面白いし、オさんの場合はそのこなしてることがちゃんと実を結んでいる感じがしてなおさら立派だなと思う。

それにしても日記読んでますとか面白いですとか言ってもらえるのはやっぱうれしかった。オさんは前も褒めてくれた。あんまり人が読んでどう感じるかみたいなのを意識したくないから、うれしいとかも思いたくないのだけど、言われると思っちゃうな……。僕はゲームの生産速度が終わっているなか、この日記がかろうじて外界に残せるアウトプット源になってしまっているので。

オさんはよく「トロヤさんはたくさんのことを考えてるんだなーと思います」とか言ってくれるけれど、僕はたくさん考えることが良いこととはあまり思わない。キャッシュがたまってしんどくなるばっか。キャッシュクリアのために書いてる。それを褒められるのは、ウンコ褒められてるみたいなもんだと思う。まあただ、自分のウンコ褒められるのは、正直悪くない気分かもしれませんね……。ラボの講師でアーティストの方がよく「僕が作る作品ってウンコみたいなもんで」みたいなこと言うけれど、本当その通りだと思う。自虐的な意味ではなく、自分の内部に溜まっていく老廃物を出すだけのことが、時としてクリエイションと限りなく等しくなるということ。日本神話ではイザナミのウンコがハニヤスという神になったりしているし。

そのあと、残った時間展示されたゲームを巡りながら、オさんとシさんを引き合わせたり、他の友達も紹介したりと、まるで「人と人をつなげる」みたいなことした。イベントは終了した。オさんとは別れた。

これまた展示していたお友達のアさんとSCHMAZでご飯食べた。二人で食べようという約束だったが、店前をアさんの飲み友達らしい3人組が通りがかって「一緒していい?」と声をかけてきたので、至近距離で5人で食べた。初対面でやや緊張したが、優しい感じの人たちだった(というか無理にこちらに話しかけないでいてくれた)ので助かった。彼らは「水星の魔女のがっかり感」「やっぱ宇宙世紀が好きなんだよなあ」みたいなことを話していた。

アさんはプレッツェルを知らなかった!? よくも、今まで生きてきてプレッツェルを避け続けてこれたな。あとアさんは大谷翔平が「憧れるのをやめましょう」って言ってたことも知らなかった(これはいい)。

アさんは最近、郊外から23区内に引っ越してきた。「ここが都会かぁと毎日気分がいいです、今まで何もない街の家とスーパーマーケットの往復で気分が落ち込み気味でしたから」と言っていた。アさんは本当に東京に夢を見すぎている。上京してからもう三年になるのに、いまだにおのぼりさんで、彼の中で東京の価値が高騰し続けているのがすごい。

植草航という藝大院卒のアニメーターのことを教えてもらった。二人で作品映像を見た。

素敵。アさんは昔、このアニメーション作品にすごく感動して、「やっぱ東京って違うんだなあ。すごいんだなあと思いました」と言った。僕が「すごいのはこのアニメーターさんであって、東京じゃなくないですか。東京はただそういうのが集まる仕組みになってるだけですよ」と言ったら、アさんは「そっか」と言った。弱い。

むしろ東京にそういうのが集中するのは全然良くないと思っている。資本主義のネオンがさあ、東京に蛾みたいに人類を集まらせているから、地方が手薄になってクマが出没するようになった。そう思って僕はアさんに「憧れるのをやめましょう」と言った。アさんは「確かに、憧れる気持ちは劣等感と表裏一体……」と言った。

でも僕もSCHMAZを所与のものとして書いたり「浜松町。産業貿易センター。」とか書いたりして、東京のブランド向上の一端を担っている節はあるな。共通の語彙があることの楽しさとか、それへの憧れは、僕もある。こういう所作が地方の人々にはチクチク刺さって、存在が周縁化されているように感じさせてしまうのかも。オモコロチャンネルの食品レビュー系動画でよく「そもそもうちの近くに[都心部に集中した飲食チェーン店]なんてない」みたいなコメントをよく見る。

総理大臣になる人って、子どものときから総理大臣になるのが夢だったのかなあ。

そのあとアさんとゲーム作りの話をした。途中でアさんが眠気で白目を剥きだした(昨晩は1時間しか寝ていないらしかった。開発お疲れ様です)ので、ぼちぼち解散した。

帰った。

帰ったら、マレニア!

マレニアに勝てません!

噂通り最強だった。お恥ずかしながら第一形態もまだ一度も倒せてない(どうせ第二形態があるんだろ?)。乱舞みたいな攻撃でほぼやられる。なんでだろう。防具つけてないからかな。一応予備動作が見えたらすぐに大盾に持ち替えてガードしたら生存できることもあったのだけれど、スタミナに余裕があるときじゃないと耐えきれないから結構確率。自分の動きが完璧じゃないのがわかるだけにめちゃくちゃ悔しいのだが、ここは出直してくる。一旦別のとこ探索してレベル上げます……。

ゲームダンジョンすごい楽しかった。元気をもらった。やる気が出る。僕も昨年は疲れてイベントは控えてたけど、そろそろまた展示したくなってきた。さしあたっては卒業制作期間、開発頑張ろう。