あなたのための物語

2025 - 11 - 19

8時に起きた。

大学に行っている。今日はちゃんと起きれてよかった。

卒業制作の展示に向けた配置について、先生に相談した。相談してよかった。色々と。帰り際に、北海道の人が北海道土産くれた。

炒飯の、おにぎし。食べながら帰る。

家に帰る前に、大きな書店に寄った。パートナーの誕生日が近いので、プレゼントに渡す本を選びにきた。2024年は漫画(鬱ごはん)、2023年はゲーム(FireWatch)、2022年は漫画(panpanya)を渡している。サブカル系が続いているので、メディアのバランスを考慮して、今年は何か堅い読み物系の書籍をあげたいな、と考え……。

悩んだ。本ってたくさんある。プレゼントにあげる本の選定って色々考えかたがあると思うけれど、相手が好きそうな内容で、かつ相手が自分では手に取る機会のなさそうなものを提供できたら素敵だよね。でもこれが難しい。パートナーのようなテリテリのインテリに本を贈るのって、一つハードルが高い。

パートナーがジャンルとして好きだと知っているのは建築や思想、社会学、芸術評論とかなのだけれど、どれも僕は素人だからわからない。内容が面白いか保証ができない。あと、下手に選ぶとパートナーもう読んでる可能性が全然ある。これらの書棚を回ったけれど、なんかどれも既にうちにあるような気がしてきて怖かった。

面白さを保証できるものを渡すためには、僕が既に読んだことのある、僕が比較的詳しいジャンルの本から選ぶという手もある。僕が本屋にいってよく見る棚は、プログラミング系、情報科学やら数学やら物理やらの理系、仏教、現代の純文学系の小説、SFとか。

プログラミングは、僕はこの世の種々の専門領域のなかでも最高に面白い分野だと思ってるのだけど、書籍となるとただの技法書みたいなものしか見かけなくて、パートナーのようなプログラミングをしない人に理念としての面白さを伝える読み物みたいなのは知らないなあ。僕の中では『ゲーデル、エッシャー、バッハ』がまさにそれなんだが、もう家にある。数学物理系も僕が好きなのはだいたい普通の教科書で、読み物は知らない。結城浩の『数学ガール』という抜群の読み物があるけれど、僕が数学ガール好きなのはすでに我々の間で擦られているし、なんなら自分用の本棚に置いちゃったりしてるから、プレゼントとしてはちょっと工夫がないです。

仏教や、仏教思想と通じるところのある永井均やウィトゲンシュタインなどの哲学は最近好きになってよく書棚を見るけれど、よく見るだけでよく読んでいるわけではない。ちらほら良さそうな本があったが、それらはプレゼントする以前に自分が読みたかった。渡したものを自分も読ませて貰っちゃあ、はしたないぜ。永井均の『遺稿焼却問題』と『独自性類的人間』(ツイートをまとめた本)渡したら気に入るだろうしプレゼントとしてもすごくちょうどいい内容とサイズだな〜と思ったけれど、買うならまずは自分用になりそうだった。しかし同居しているから、自分用と相手用を二つずつ買うわけにもいかなかった。

小説は、昭和以前の文豪や海外文学になると向こうのほうが詳しいから危険だけど、現代の純文寄りの小説家になるとパートナーはそんな読んでないのに対し僕は結構17〜20歳のころに数を読んだので、安心して渡せる。今村夏子や村田沙耶香、西村賢太、中村文則、川上未映子、羽田圭介、カズオイシグロなどは(読んだものしか読んでないけれど)保証できる。ただ、この手の小説って明快に誰しもの好みにはまるようなものではないから、彼が興味を持ってくれるかはわからない。これを読んでと言って渡されたものを読んでも面白いかな? 自分で選び取ってなんぼのような気もする。そういや『火花』は読んだのかな?

SF小説は19〜21歳のころに旺盛に読んだから手札はある。純文よりはSFのほうがプレゼントとしての適性は良い気がする。ディックやアシモフなど歴史的に有名な名著はパートナーも同じくらい読んでそうで危険だから、なんか『三体』らへんの新しさのものがいいんだけど、三体らへんのSFって、三体しかわからない……あ、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が近くて面白そうな匂いがする。彼も気に入りそうな気がする。読んだことないけど。

そんな感じで、悩んでいた。大きい本屋なので、読書用の椅子に座りながら悩めた。途中二人組に声をかけられて「この(落ちてた)スマホ違いますか?」と訊かれた。「違います、ありがとうございます」と言ったら、去り際に「ありがとうございますって」と言われたのが聞こえた。確かに今の僕の「ありがとうございます」は、深かった。

悩む。昨年までもだいたい似たような悩みの経路を辿って、結局かっちりとした本を選ぶのは諦めて、ネット文脈で仕入れたサブカル系(panpanyaや施川ユウキもそうだし、ちいかわも僕が教えたし、今後渡すならニャロメロンとか)に甘んじてしまっていた。

付き合っていると(特に一緒に住んでからは)、映画とか本とかゲームとか、僕がインプットするものがだいたい彼に自動的に把握されてしまう。だから僕は知ってるけど彼は知らない、プレゼントとして強度のあるのを出すためには、付き合う以前の20年ちょっとの人生で触れてきたストックから引っ張り出してくるか、あるいは普段彼が見てないところで僕が見てるもの、要するにインターネットコンテンツに頼るしかなかった。しかし前者は石炭と同じでいずれ枯渇する資源なわけで、なんならもう枯渇しかけてる。だから必然的に後者のサブカルに着地せざるを得ない……わけ。大変だ。プレゼント。

考えたすえ、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を第一候補に決めた。読んだことないやつを選ぶというのもやっていってもいいかなと思って。プレゼントするまでの期間に僕も読んで毒味すればいい。自分用に物理媒体を買ってしまうわけにはいかないから、ひとまず今日、自分用にKindle版を読むことにする。買った。読んで面白かったら改めて後日プレゼント用の物理書籍を買いにいって、包装してもらおう。ヘイルメアリーが微妙だったらメロンコリニスタにする。

帰宅した。ヨビノリのベクトル解析の解説動画見てた。勾配。

四肢がもう、動かない。うずうずして気持ち悪い。最近の僕の動向を窺うに、学校と書店に行って帰っただけでエネルギーが尽き果てているのはまあ自然ではある。

眠くてたまらないけれど、本日の24時からカービィのエアライダーが配信開始で、パートナーが買ってるので、遊ぶところを見たい。だからそれまでは起きてたい。僕はアンチ桜井信者なのだが(桜井政博の信者のアンチという意味ではなく、桜井政博の反物質の信者という意味)、いずれにしても気になった。

ヘイルメアリー10%くらい読んだ。めちゃくちゃ面白い! このまま読み進めていく。10%読んで面白かったらもう問題ないだろうな。

寝た。寝ないなんて無理だった。でも23時に起き直すことができた。貴重なエアライダー開始の瞬間をとらえるために目覚めた。どうせなら23時50分とかに起きればよかった。1時間、ただ疲れて暇。

大谷翔平と熊が戦ったらどうなるんだろう。熊も大谷は敬遠するのかな。

僕がVtuberになるなら名前は「逆流性食道院トロピ」にしようかな。

24時になった。なぜかGCルイージマンションリメイクをちょっとやってからエアライダーをやった。僕も触らせてもらったり、二人対戦もしてみた。レースとシティトライアルをちょっとずつおこなった。色々激しくて、今のところ何が何だかわからない。スプラトゥーンと同じで感覚が染みついて遊びこなせるようになるまでに時間を要するタイプだ。遊びこなすまで僕やパートナーがやり続けるかどうかは、怪しい。好みとしてバトルロイヤル系ってそんなに興味ないかも。空中でBボタン押したら急降下するのが動きとして気持ちよかった。

寝る。明日はランニングと作業をしてみたい。