泥人形

2024 - 09 - 17

夕方のホームセンター。キーケースを買いに来た。手に収まる大きさのキーケースをひとつ買うだけだから、カートは必要ない。でも僕はわざわざカートを押している。俺はこの段階まで来ている。

歩くのがしんどいのだ。そのため歩行補助器として、カートを使ってみている。イメージとしては、老人がたまに街で押しているカートのアレだ。シルバーカーと言うらしい。

実践してみたが、まだあまり楽になった気はしない。そこまで体重をカートに預けられていないからだ。僕は少し前傾姿勢になって、肘を支柱にしてカートに身を委ねてみた。カートはすいーっと進んだ。これはいいかもしれません。第一楽しいし。事故には気をつけて。

軽く絶望してる。学校にただ行って帰るだけで、こんなに身体が疲弊して、使い物にならなくなるなんて。今すぐ寝たい。17時。通学を終えて、メールなどの返信をしたら、もう今日は何もできない。買い物などが挟まると、なおさらだめだ。夏場の学校のある日は、こうだ。体力が尽きる。冬は比較的得意なので、まだ活動量は稼げるかもしれない。そうなることを祈る。学校の授業自体はすごく楽しいのだけど。

なんとか良いリズムを作らなければ。今期は基本、週に3度学校に行く。7日のうち3日が無力化されていたら、ろくな進捗も出せない。

アアアーア。

祖母が1時間おきにタイマーを鳴らし、目覚めてはベランダに出ている。土星を探しているらしい。今日は土星が見える日なのか。知らなかった。でも、薄雲が月を覆っていて、なかなか見つけられずにいた。1時間おきに確認しているようだ。土星、見たいですね。

つらい。つらいーです。強くなりたいです。