俺 actually is all around.
10時に起きて叔父と叔母と新宿に行った。
藤野知明監督の『どうすればよかったか?』を見た。監督の姉は、若いときに統合失調症を発症した。医学者の両親はその事実を認めず、娘を精神科に通わせなかった。その状態がずっと続き、姉は家に閉じ込められながら四十代になった。監督は自らの出自にあらためて向き合い、20年膠着し続けていた家庭環境と、統合失調症の回復にアプローチしはじめた。これは、その過程を撮ったドキュメンタリー映画だった。よかった。ネタバレになるから、見てくださ〜い。
そのあとなんか怒ってた。大谷翔平に対して。道路で柵にもたれかかって、休憩しました。新年を迎える準備も勇気もなくて、ウオーウオーって息を吐いた。疲れていることがわかった。
あ、思い出した! 酒! 酒酒酒! 酒飲みたい!ってこのとき思ってた。べつに僕はのんべえでもなんでもなかったはずのに、いざ禁酒のルールを自分に課してみると、飲みたくてたまらなくなってしまった。スーパーのジュースコーナーなどを見て、なんだかむかむかしてしまった。「フン、ことりちゃんが」と。どうしてだろう。ジュースって飲みたくない。どうしてこんなに、酒を飲みたくなったのか。自分でもわからない。でも禁酒を破るのも仕方がないので、耐えた。晩御飯のお店でも、ノンアルコールのリンゴジュースを飲んだ。酒を飲ませてください。どうして。失って初めてわかる、酒の魅力。でも僕は、ある程度整ったバイオリズムを身につけるまで、酒は飲みません。どうして酒をこんなに……。
これって、もしかして……。
ふつう……?
リチャード・カーティス監督の『ラブ・アクチュアリー』を見た。クリスマスにみんなイチャイチャする映画。動物園のパンダに見せる性教育ビデオを思い出した。でも面白かった。
あとはなんだっけ、『LOK Digital』をやりました。おもしろすぎ! 毎ワールドごとに思考の枠を上書きされる。上書きのしかたが、やれることがひとつ増えるんじゃなくて、扱える次元がひとつ増えるような、そのようなレベルの立ち上がりかたをする。Leap YearやCOCOONやThe Witnessにも同じものを感じるけれど、これらのゲームが持ってる世界が段階的に拡張されてゆく体験の形式は、(アナログ/デジタルに関わらず)ゲームが目指す美的頂点のひとつとしてある感じがする。パズルゲームというジャンルは、その構造の美学を表現しやすい。だからこそ難しいだろうな。夜通しやりました。
寝ました。
それだけ?
それだけかも。
ユメギド?
僕?