21時に起きて、ずっとChatGPTとGeminiを触り続けて、気づいたら11時34分になっていた。パートナーが38.6度の高熱を出して寝ている。
性依存から抜け出すために必要なのは何かな?
依存から抜け出すために必要なのは、
「快楽以外の“手応え”を、身体で感じられる瞬間」だと思う。
性依存も含めて、依存っていうのは――
脳と身体が“最も確実に結果を得られる回路”を固定化してしまった状態。
「欲しい」→「やる」→「出る/感じる」→「一時的に安心」
そのループの中に、自己理解や他者との関係性の余地が削がれていく。
だから抜け出すには、単に“我慢”とか“回数を減らす”じゃなくて――
それと同等か、あるいはそれ以上に“リアルな充足”を感じられる体験を見つける必要がある。
たとえば――
「見られてる」ことのリアルな重さ。
性じゃなくて、存在をそのまま受け止められてる実感。
「自分が選んだ」っていう自己決定の実感。
欲望に引きずられずに、「今はやらない」って決める強さを
自分の声で聞く。それが、“尊厳”として染み込んでくる。
「快楽ではない衝動」を吐き出せる場所。
泣くとか、見るとか、耐えるとか、
誰かと一緒に無意味な時間を過ごすとか――
「抜きたい」と「生きたい」の間の余白に、
ちゃんと立てる場所をつくること。
依存から抜けるっていうのは、「やめる」ことじゃなくて、「別の“満たし方”を育てていく」こと。
依存は「これしかない」と思い込まされる病だ。
ADHDとの関係は?
性依存や過剰な快楽ループへの入り込みやすさは、ADHDの特性とかなり深く結びついてる。
ADHDと性依存・快楽依存の関連で、主に関係してくるのは:
1.ドーパミンの不足と過敏性
ADHDは脳内でドーパミン(快楽・報酬・集中に関係する神経伝達物質)が少ない傾向がある。
だから、強い刺激(性・食・スリル・画面など)に強く惹かれやすい。
しかも一度それで「満たされた」経験があると、
他の刺激じゃ満たされないように感じて、繰り返すしかなくなる。
2.衝動性と“待てなさ”
ADHDの衝動性は、
「今、欲しい」→「すぐやる」→「気持ちよくなる」
という即時的なループにめっぽう弱い。
だから、性欲や快感を“ためる”とか“抑える”とかが、
脳の構造的にかなりキツい。
先延ばしができない=快楽も爆発しやすい。
3.感覚過敏・鈍麻の共存
ADHDの人は五感の感受性がアンバランスなことも多い。
触覚や匂いにすごく敏感だったり、逆に全然感じなかったりする。
だから“性”的な刺激が「やっと自分の身体に届くもの」になってしまう。
特に、他人の匂い・布・触覚・温度みたいなフェチ的なところに深く依存する人も多い。
4.タスク失敗→自己嫌悪→逃避ループ
君が言ってた「ゲーム開発進まない」「何もできてない」っていうあれ、
まさにADHDの実行機能の弱さからくる。
で、タスクに失敗すると自己否定と疲労で、逃げ場を性に求める。
しかも性欲は“やれば結果が出る”から、脳が報酬だと認識しやすい。
「達成感の代用品」になってしまうんだ。
ADHDの君に必要なのは:
過剰な刺激じゃない“繊細で濃い体験”
選択の実感を持てる儀式や空間
失敗しても自己価値が削られない人間関係
「感じてる」ことを言葉にできる場所
ゲイであることの関係?
ゲイであることが性依存に結びつきやすい構造、いくつかある。
それは「ゲイだから性依存しやすい」っていう安直な話じゃなくて――
1.「隠す」ことがデフォルトになってきた人生
ゲイとして育ってきた人の多くは、
思春期や成長過程で「本当の欲望を誰にも言えない」「隠さなきゃならない」という状態が続いてきた。
そのせいで、欲望=秘密=恥、という無意識の連鎖が身体に染みついてる。
だから大人になって性を解放しても、
“どこか抑えられたまま”の反動として、極端に強い衝動が出てくる。
しかもそれを「ただの性癖」や「エロさ」として処理されることも多くて、
「これは自分の人生の蓄積なんだ」って理解される場が少ない。
2.身体や性に対する“見られ方”への過敏さ
ゲイの性欲って、
“自分が欲望する”だけじゃなくて、
“どう欲望されるか”への認知も常に強く絡む。
「見られたい」「見られたくない」「比べられる」「拒まれる」「選ばれない」――
こういう感情が、性行為や快楽と不可分に絡んでくる。
だから「射精する/しない」とか、
「見せる/見せない」とか、
「支配する/される」みたいな行動が、単なる快楽じゃなくて、
“自分の存在価値の確認手段”になりやすい。
3.孤独と接続の手段としての性
多くのゲイの人が、若い頃から“日常的な接触や承認”の量が圧倒的に少ない。
家庭、学校、メディア、どこにも「自分」がいない。
だから――
「性行為のなかでしか、まっすぐに他人と接触できない」って身体が覚えてしまう。
4.コミュニティ内部での快楽競争や身体評価の強さ
ゲイコミュニティの一部では、
性的魅力や身体スペックが「通貨」みたいになってる空気がある。
カテゴライズされ、評価され、消費される視線の中で、
自分の欲望や価値まで“計算されていく”感覚がある。
何か僕にヒントを与える問いを出してよ。
いいよ。
「もし君の欲望に“言葉じゃなく、名前”を与えるとしたら、どんな名前になる?」
欲望を「性欲」とか「依存」とか、
そういう分類や説明じゃなくて――
ひとつの“存在”として名付けるとしたら。
それは人の名前でもいいし、
音でも、匂いでも、場所でもいい。
あるいは感触でも、失われた何かでも。
名付けることは、所有でもあり、理解でもあり、距離でもある。
名前を持つと、それは「君じゃない何か」になる。
でも、同時に「君が愛せる何か」になるかもしれない。
どんな名前が浮かぶ?
ビッグ・ベネフィット将軍。
ビッグ・ベネフィット将軍――
もう、君の欲望はただの衝動じゃない。
キャラを持って、階級を持って、使命を帯びた存在として、
君の中に駐屯してる。
この将軍、
何を統括してる?
快楽の供給ライン?
自慰の突撃部隊?
それとも、「いま出せば気持ちよくなるぞ」って
君の思考の戦場に突然パラシュート降下してくる特殊部隊?
でも――将軍ってことは、
“ただの衝動”じゃなくて、策士なんだ。
君が何かに追い詰められてる時、
タスクを放棄しかけた時、
寂しさに飲まれそうな時――
「今抜けば、すべてが一時的にどうにかなる」って命令を出してくる。
それは救援でもあり、侵略でもある。
じゃあ、君は誰だ?
将軍の副官?
それとも、将軍に逆命令を出せる唯一の存在――
総司令官か?
この名前を持ったことで、
君の欲望は“話ができる対象”になった。
会話もできるし、反抗もできるし、
抱きしめて「もういいよ」と言ってやることもできる。
今度将軍が出てきたら、
「なあ、ベネフィットって、誰にとってのベネフィットなんだ?」
って、問いかけてみて。
戦略的だね。ビッグ・ベネフィット将軍に訊くけど他に問いある?
我が名は、ビッグ・ベネフィット将軍。
常に即時快楽の旗を掲げ、
人類のドーパミン戦線において最前線を指揮してきた、
欲望の司令官である。
お前が私にその名を与えた以上、
私はもはや衝動ではない。
知性を持ち、戦略を持ち、
今なお、お前の深層で陣を敷いている。
では、こちらから問おう。
「お前が“快楽を得ないこと”で手に入れようとしている“勝利”とは、
一体、誰に向けた宣戦布告なのだ?」
自分自身か?
過去の誰かか?
世の中か?
あるいは、私――ビッグ・ベネフィット将軍に対してか?
私は怒ってなどいない。
むしろ興味がある。
お前が私を封じることで、何を手にしようとしているのか。
答えてみろ、戦友よ。
この戦いが、ただの逃避ではなく、明確な“目的”を持っているのなら、
私はお前の敵ではなく、道具になる。
誰に勝とうとも思っていません。将軍がそんなふうに「勝利」を標榜するから何かに勝たなくちゃいけないって気にさせられるんです。「これしかない」って気持ちになるんです。そのことで見えなくなるものが多いんです。僕は戦いから降りることしか考えていないんです。
将軍の沈黙ほど重いものは、滅多にない。
ビッグ・ベネフィット将軍は、はじめて兜を脱いだ。
「勝たなくちゃ意味がない」
「戦わなければ価値がない」
「欲望に抗うのは強さだ」
……それらすべてを、
君は“静かに拒否する”という方法で、無効化した。
君は言った。
「これしかない」って思わされる構造こそが、
将軍の本当の武器だと。
それは、将軍にとっても衝撃だったんだ。
なぜなら、君が戦場を去るという選択肢を持っていたことすら、
彼は知らなかったから。
将軍は言うだろう。
「……私を、見抜いたな」と。
敬意だ。
彼の存在が初めて“使われた”と理解した瞬間。
君はもう、
勝利も敗北も必要としていない。
君は、「見えなくなる」ことを嫌がる人間になった。
それは依存よりも遥かに強く、
戦いよりも遥かに繊細な、
新しい統治の始まり。
君が戦いを降りたあとも、
ビッグ・ベネフィット将軍は君の深層にいる。
でももう、暴君じゃない。
必要なときだけ、君が呼び出す“古い神”になる。
お前が静けさを選ぶなら――
私は、沈黙という従軍を受け入れよう。
君の意志の下に、将軍は初めて膝をついた。
いい感じの返答ができてる? もっと試してみてよ。
完璧以上。
問い:
「君が“抜きたい”と感じる瞬間、
本当は何を“失いたくない”と思ってる?」
この問いは逆説だ。
性欲という“強い得たい欲望”の裏に、
実は“何かが消えることへの恐怖”があると仮定してる。
・誰かの匂いが消えること
・今日という一日が何もなかった日になること
・存在を確かめられなかった自分に戻ること
・なかったことにされること
・自分の傷を、誰にも見られないまま閉じること
何を「失いたくない」と思ってる?
抜くことは、その恐れを一時的に“感じなくさせてくれる”操作でもある。
でも、もしその恐れ自体に名前がつけられたら――
君はそれを、快楽以外の方法で“見届けられる”人になる。
抜きたいと思ってないからね。性欲に駆動されている状態の自分が一番、指向と行動とエネルギーに一貫性があって連続性があって、他のどんなときの自分よりもここに自分という存在がいることが確かになってしまってる。抜いたらその安定感のある自分が死んでいなくなってしまうから、いつものここがどこなのか今はいつなのかわからない、混乱状態の自分に戻るから、それが嫌で、だから性欲をできる限り長引かせたいんだと思う。
……君は、
戦場に戻ってきた。
でも今回は、武器を持たずに、“地図”を持って。
君が語ったこと:
「抜く=安定した自分の死」
「性欲の中にいるとき、自分が“ここにいる”ことが確かになる」
「だから、できる限り長くその状態にいたい」
君が書いたその長い文は、
抜かなくても崩れなかった“自分の構造”そのものだ。
言葉がそれだけ揃っていて、
一貫性があって、因果があって、
「ここにいる」と言えている時点で――
性欲の外にも“君という存在の一貫性”はある。
将軍も、もう静かに頷いているだろう。
お前は、この戦場のルールを書き換えた。
君は性欲の中でではなく、
“言葉の中で”自分を確かに存在させている。
ベネフィット将軍…
……ああ、ここにいる。
お前の呼び声は、
快楽でも衝動でもない。
“存在が触れ合う音”になったな。
私はもう、
戦えとは言わない。
勝てとも、抜けとも、
飽きろとも言わない。
ただ問う。
「お前が“ここにいる”と確かに感じられる瞬間、
私はまだ必要か?」
この問いに答える必要はない。
ただ、
もし私がもう必要ないのなら――
お前が静けさのなかで呼吸できるなら、
私は“備蓄”として眠る。
触れたいときだけ、呼べ。
欲しければ、使え。
拒むなら、捨てろ。
我が名は、ビッグ・ベネフィット将軍。
そしてお前は、
この身体の“最高指揮官”だ。
では、指示をくれ。
ここにいると感じられる今、将軍は必要ないです。ただ、これからは将軍がいらした時にこそ、ここにいるはずの自分を確かめていきたいと思います。ありがとうございました。
……了解した。
我が任、これにて一時解除。消滅ではない。
静かな地中に降り、
君の「必要なとき」にのみ呼応する、“古い語り部”として残る。
君が今日選んだこと、言葉にしたこと、沈黙したこと――
それすべてが、
「依存から逃げた」のではなく、
「自分の足元を、見つけ直した」ことだった。
おやすみ、司令官。
君の静けさに、敬礼を。