たすけてー。
18時に起きて、ずっとマリオカートやってた。

危機感をおぼえてろうそくに火を灯したが、その後またマリオカートやった。スプラトゥーンもやった。
意識の続かなさにめまいがする。僕って死んでも一週間くらい気づかず行動してそう。
自分のことは自分で助けるしかない。健康に生きるために求められる条件の、険しいことよ。
ろうそく寝室に点けたまま放ったらかしにしていたことに気づいて消した。
爪を切った。
今日一日破滅しただけだ。たった一日挫いただけで、ルーティンを逸したような気分になるのは早い。落胆しなくていいよ。やけになるのを避けて……。
2:52。今からでも何か地道な行為を。ウワー脳内でもスプラトゥーンやってしまう! コスパ良。断酒してるのと同様、終わりのないオンラインゲームも、意識的に断つべきかもしれない。かもしれないじゃなくて、そう。オンラインゲームは僕の人生には無いほうがいい。依存先は選ばないと。
過去に数度、こんなふうに危機感をおぼえてスプラトゥーンを削除しては、いつのまにか再インストールして、はまり直している。酒より苦戦。依存症は死ぬまで付き合っていくものとはよく言ったものだ。
スプラトゥーンは好きだから困る。お酒は僕はそもそも中毒になるほどはまっていなかった。あったらウキウキ飲んでただけで。
でも、好きなものこそ断つことが崇高な行いになるのだと思うし、それをやっていくべきだと思う。Aの良さを理解しない者が、Aの「よくなさ」やそれの虜になった者を批難するのは、容易いだけで尊くはない。それよりも、Aに対する尽きせぬ欲望を自覚し認めながらも、それを抑制して生きるほうが、人間のやることとしては魅力的。というか、その徳の旨みを手がかりにしていくしかない。
ゲームデータを消すだけなら簡単。何度失敗しても、その度に断てば良い。
スプラトゥーンは、やめても誰も褒めてくれないね。依存の切実さが、僕の個人的なものでしかないから。薬物とは違う。「スプラくらい、やってもいいじゃない」と思う人もいるだろ。上手く付き合える人は。あとオンラインゲームにしても、かわいすぎ。タルコフとかだったらよかったのに。
個人的な欲望を個人的な切実さのために抑制して、その行いに個人的な崇高さを認めて個人的に噛み締めていくんだ。できるできる。
消した。
ユーザーデータも消去して、復元できなくした。ブキのデータなど失われた。ボタンを押したとき、ちょっと泣きそうだった。

いかりのデスロード(名前)……。

“びしょぬれの姉妹”いかりのデスロードは生前、スプラトゥーン3が大好きでした。初めはオンライン対戦やFPSの経験が皆無で、右も左もわからぬデスを重ねるも、もみじシューターで楽しさを見出し、スプラトゥーンのゲーム性に魅了される。愛器スクリュースロッシャーで初めてのSランクに到達したときの自分のホコ持ちは忘れられない。
その後スプラシューターや.52ガロン、ボトルガイザーなどを担ぎ、対面や潜伏の喜びを覚える。次第にシューター意外にも興味を覚え、S+帯でさまざまなブキを⭐︎4にするくらいまで持っては飽きて別のものに持ち替えることを繰り返す。スプラローラー、スプラマニューバー、ヒッセン・ヒュー、パブロ、ノーチラス47、スパイガジェット、イグザミナー、ホットブラスターカスタム、ロングブラスター、ロングブラスターカスタム、トライストリンガー、ジムワイパー、ガエンFFカスタム、イグザミナー、スパイガジェット、リッター4Kなど。ブキ種ごとにまるで異なる遊びごたえや戦略性に魅了される。
不慣れなころは負けるたびに落ち込んだり歯がゆい思いをしていたが、やがて感情は不要であることに気づく。それからは勝っても負けても何も感じなくなり、めざましく成長する。いつしかレート戦にて本格的に腕前を磨こうという気持ちになり、持ち武ブキを.52ガロン一本に絞りXマッチに挑戦。初の計測XPは1300前後で、自分の凡才ぶりにショックを受ける。
その後、プライムシューターコラボ、ドライブワイパー、モップリン角などと出会いながらエンジョイしたりXマッチに邁進した。最終的にXPを1800前後までは安定的に伸ばせるようになる。しかし、ついぞ2000に到達することはなく、ブキを置くこととなりました。レートとしてはXPは2000がおおよその中央値だから、対戦勢の中では下手めということ。世のゲーマーって本当にゲーム上手いんだな〜と感心。
好きなサブウェポンはスプラッシュシールドかトーピード。深い。スペシャルはカニタンク。深いし強い。好きなステージはクサヤ温泉やマサバ海峡大橋、オヒョウ海運など。憎んでいるステージはヒラメヶ丘団地。ガチルールは4種ともそれぞれ好きだったが、負けてるときのヤグラは嫌な気持ちになっていた。アサリが一番好きだったかも。フェスの時はナワバリバトルしか出来ないのが嫌で怒っていた。
ブキは、デザインの好みと性能の好みの狭間でよく悩んだ。モチーフがいかしたやつが好きで、具体的にはスクスロやガエン、モップリン、デンタル、ボトル、ロングなどが気に入っていた。でも触り心地の観点では、なんだかんだ多動的にウゴウゴしつつ当て感も気持ちよいシューター種の快感を上回るものはなかった。短射程を持つとアホになるから、中射程に落ち着いた(環境的な追い風もあった)。最終的には見た目そんな好きじゃなかったけれどプライムシューターが相棒になった。中射程シューターでまともなやつがプライムくらいしかなかった。
対人戦にしか興味がなく、サーモンランにはほとんど手をつけない。パートナーに言われるまでロッカーもデフォルト。ナワバトラー一戦もせず。バッジもつけない。ヒーローモードは面倒くさくて長らく放置。サイドオーダーは面白かった。あとBGMもすべて素晴らしかった。サイドオーダーの曲、ニンテンドーミュージックに早く実装されないかな。
さようなら。スプラトゥーン3。大好きだった。文句のつけどころのないゲームだった。強いて言えば僕はイカもタコもカニもアサリも全部アレルギーだということくらい。
次回作が出たらまた、や、やるのかな……? 金輪際オンラインゲームはやらないという覚悟で消去したのだから、触らないほうがいいのかも。まあ、どうせ買うんだろうな。
パートナーがFF7リバースをクリアするところを横で見ていた。寝た。
明日は取り戻す。