そこにバドミントンがあるから

2025 - 09 - 26

行為と意志について考えていてふと思い出した。高校一年生のとき、教室でクラスメイトとバドミントンをしていたら、担任の先生が来て怒り、ラケットを没収されたことがあった。ラケットは放課後に返してもらえたのだが、そのとき担任は僕たちに「なんでこんなことしたの?」と訊いた。それに対し僕は「バドミントンをしたかったから」と答えた。大物っぽい。担任は僕のその返答を聞かなかったことにして、その後軽く説教をされた気がする。教室内でバドミントンをするのは他の人の迷惑になるのでよくない。

担任の言った「なんでこんなことしたの?」には「なんで(他人の迷惑になるところで)」とか「なんで(わざわざ教室のなかで)」とか「なんで(怒られることだとわかっておきながら)」的なさまざまな含意があったのだと思う。当時の僕もそのニュアンスはわかっていたけれど、それらをひとしきりふまえても「バドミントンがしたかったから」という答えになった。パートナーにお菓子を渡されて「これ何?」と訊いたら「お菓子」と言われたことも近いかもしれない。純粋に、第一義的に答えること。「なんでこんなことしたの?」と訊くほうもそれはそれでよくわからないな。

18時に起きた。パートナーが用事で家を空けるので、土日は一人。

ジョナサン来た。オイオイ、炙り鮭ハラスといくらの出汁茶漬け+ちいさなおろし竜田膳じゃないか! ここいらじゃなかなかお目にかかれない代物だぜ。

なんとなくVampire Survivorsをやった。聖書が強いよね。強いビルド構築が上手く通って無双状態になると、急にどうでもよくなる。ここまで耐えたご褒美とばかりに、たくさん数字が出てたくさん音が出てたくさんエフェクトが出る。報酬系への直接的な刺激が報酬になっている。自分はなんか、ぜえぜえ言いながら限りある状況をくぐり抜け続ける苦難の過程それ自体を報酬として祝福されたい? いや違うな。報われる何かを求めてはいる。でも敵がバタバタ倒れるのには興味がない。微妙な問題だ。自分なりのローグライトの勘所がある。

微妙な問題。急にガクンと寝た。5時に寝落ち。