寝ずに大学に行った。

自分でも気づかないくらい素早く用事を済ませ、キャンパスを出て帰宅した。ずっと意識が薄くて、大学に行ったとは思えないほど一瞬の出来事だった。徹夜でハッピーアワーを見た後だったから、脳がもう疲れきっていたのだと思う。通学の過程がいつもこのくらい無意識だったら良いのにと思った。
帰ってもうへとへとだったけれど、椅子の配達が来るまでは寝られない。今日この後届く。
椅子が来るまで運命が固定されたので、その間の自分の体調についてどうでもよくなってコーヒーを飲んだ。ひさしぶりに飲んだ。飲んだら10分もしないうちに身体の末端が冷えて、軽い動悸がするようになった。吐き気もやってきた。やっぱだめなのか。本当なんだな。僕は、いつのまにかコーヒーを受けつけない体になったのだ。なんでだ。2025年下半期になってから、僕はコーヒーを飲むと体調を崩すようになった。この日やこの日など。なぜ。パートナーの家に越して食生活が変わって、腸内環境も変わったみたいなこと?
悲しい。僕コーヒー大好きだったのに。コーヒー、生まれてこのかたゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク。飲んでいたよ。だのになぜ。受け入れがたい現実。
自分は食べることが億劫に感じることが多いので、相対的に飲むことが好きだった。酒類も好きだったが、飲むとインフルエンザみたいな症状が出るので、体質的にミスマッチなのだと気づいて今年から飲むのをやめた(それまで酒は飲んだらインフルエンザみたいになることが当たり前だと思っていたし、そのことが辛いとも思っていなかった)。
そんな酒よりもよっぽど長い付き合いで、よっぽど好きだったのがコーヒーだ。コーヒーのヤツとは、幼少期からきょうだいのように親しんでおりました。いつも一緒にいるから学校の者からはお似合いのカップルと揶揄われることもあった。今後コーヒーが飲めなくなる僕の人生など、⭐︎一つ減るくらいにはつまらなくなる。暴落。酒とコーヒーを塞いだら、もはや日常的に嗜める飲料ってそんななくない。お抹茶でも煎じればええの? あるいは親友みたいにモンスターエナジーにaddictionするか。
希望が残っているとすれば、今のところ具合を悪くしてるのはアイスコーヒーを飲んだときだけだということだ。だから、ホットならあるいは……。さいわい四季がめぐって外は涼しくなってきた。じき温かいコーヒーが来る。そもそも夏という季節が、体質的にミスマッチなのだ。今日くらい夏のせいにしたっていいよね。
あーさす、さ、
眠たくて死にそう。Spotifyでハンバートハンバート『笑ったり転んだり』を再生して耐えてる。ばけばけのオープニング曲。見てないけどいい曲だ。
プロゲーマーが配信でたまに自身の人生哲学を語って、その内容が深いみたいな感じで切り抜き動画にされていることあるじゃん。僕それいくらでもやれると思う。切り抜きYouTubeレベルの人生哲学なら、ブレストのノリでぽんぽん出せる。足りてないのはゲームのスキルだけだ。人生哲学を語ることに特化したアマチュアゲーム配信者になろうかな。「俺は努力ってのは、環境を選ぶ力のことでしかないと思ってる」とか言っていこう。

椅子届いた! やったー! 写真は椅子じゃなく今日の空。今の心境。
パートナー仕事から帰ってきた。僕の人生のレビューをつけるとして、⭐︎1つがコーヒーなら、残りの4つは彼のぶんだ。
椅子組み立てて座った! まじでサイコーすぎ!? モニターとの位置関係を考えて、外付けキーボードも買った! そのあと椅子の入っていた段ボールにも入った。

ちょうど会社の人から「元気ですか?」と連絡が来て、今日から元気になりそうですと送った。
しばらく座ってたら、腰が痛くなった。首も痛くて、脳の血管が詰まる感じがしてそわそわしはじめた。初日からこれかとややパニックになった。落ち着こう。まあさいわい、胡座もかけるくらい座面広いし。無理に姿勢を正そうと神経症的になって腰痛や鬱になるよりかは、どんな姿勢でもいいから椅子の上でPCに向かうことを目標にするくらいでいこう。毎日座ることを目指す。それ以上の目標はまだ持たない。