山高きが故に貴からずってな

2025 - 10 - 18

9時半に起きた。

1時間作業をした。やったー。

目が疲れた。

アッア、体に力が入らない。朝に起きた日はこれが多い。疲れがたまりやすい。

自転車を漕いだ。何について考えてたっけ。忘れたなあ。

帰宅してエルデンリングやった。装備重量が軽いほど攻撃力が上がるタリスマンを手に入れたから、ついに下半身の防具も外して戦うことにした。裸でエルデの王になりますね。オープンワールドはすべてを許容する。素寒貧っていう素性がもとから用意されているくらいだし、ソウルシリーズのマニアの間では防具なしでのプレイというのも、全然やられているだろう。

エルデンやりすぎかと思って、すこし休んだ。朝一で作業目標は達成したけれど、もっと作業をしてもいいな……と思う。だが、やっぱり身体が動かない。昨日に引き続き、寝起きから気分がすぐれないまま戻らない。

今日は夜、姉がヒプノシスマイクの映画のチケットを奢ってくれたので二人で見る予定だった。18時半頃に映画館に集合。それまで、生き繋ぐ。

ぼんやり計算。2階の微分方程式に入った。答えの式のまとめかたに慣れない。同値だけど自分の回答と答えの式が別の形になっていて、間違えたのかと勘違いすることがよくある。積分定数はなんでも好きに置き換えできるので、それを利用して余計な係数は全部まとめたり、都合よく平方完成して綺麗にしたりする。

いつのまにか寝てた。

起きたら18時15分だった。アー!!! やっちまった……。僕は姉に謝罪をして、ヒプマイの映画間に合わない、一人で楽しんでくださいと連絡した。

ケツバトラーのLINEスタンプ持ってるんだ。ヒプマイは見られなくなったけれど姉には渡すものがあったので、僕は遅ればせながら家を出て、映画が終わりそうなタイミングに到着するよう映画館に行った。

映画館のロビーで待っていたらスクリーン入場口から『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』を見終わった姉が出てきて、合流した。姉は僕に「めっちゃよかったよ、トロヤも見るべきだよ、私ももう一回見るわ」と言って、そのまま券売機を操作して、20分後から始まる『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』のレイトショーの枠を新しく二人分取ってくれた。なんて優しい……お姉さま……。姉はこれでヒプマイ映画は5回目の鑑賞だった。見すぎだろ。姉は「一日に同じ映画二回見るの、これで二度目だわ」と言った。

映画の最初にこれが流れた。ヒプノシスマイクマイクの映画は、観客が上映中にスマホで投票することでディビジョンラップバトルの勝利チームが決まり、展開が変化する日本初のインタラクティブ映画らしい。いいな。マトリックスも赤い薬か青い薬かを投票で決めるシステムにしよう。

そのシステムにより、全7種類のエンディング、48通りのストーリー進行があった。そうやって対立とコンプリート意欲を煽り、オタクたちに否応なく周回させることで、際限なく金を巻き上げるというわけ。キャラクターコンテンツビジネスはここまで来ている。入場待ちの列で後ろにいた人たちが「私ヨコハマの優勝は4回、シブヤの優勝は5回見たからそこ以外ならどこでも良い」と言っていた。見すぎだろ。

映画はめっちゃ面白かった。開幕してすぐ、各ディビジョンの紹介パートのときに、お客さんたちが自身の推しディビジョンのチームカラーのライトを掲げるんだけど、ナゴヤ・ディビジョンの紹介のときに掲げられた紫色のライトだけ圧倒的に数が多かった。この時点で今回の上映ではナゴヤが優勝することが確定していて笑った。僕が好きなのもナゴヤだったのでラッキーだった。姉はヨコハマ・ディビジョンを応援しており、さっき見たときは一回戦目でオオサカに負けていたらしい。そのため、今回はヨコハマが勝つところを見たいようで事前に「できたらヨコハマに投票してほしい」と頼まれていた。

ヒプマイの世界観をそんなにわかっていなかったけれど、今回のディビジョンラップバトルは政権をめぐる戦いのようだった。6つのディビジョンがトーナメント形式で争い、それを勝ち抜いた唯一のチームが最終決戦として現政権を握る中王区言の葉党とラップバトルをする。そこで勝ったほうのチームが、新生ヒプノシスマイクを手に入れ、新しく国を統べる頭首になるらしい。ヒプノシスマイクに政権を担えるキャラクターいないだろ。一応ナゴヤを応援してるけど、波羅夷空却(はらいくうこう)に総理大臣になってほしいとはまったく思えない。

ファーストバトルはイケブクロ(Buster Bros!!!)対ナゴヤ(Bad Ass Temple)だった。先行を決めるコイントスをするとき、勘解由小路無花果(かでのこうじいちじく)が毎回胸の谷間からコインを出すのが面白かった。各試合違うコインを使っていたから、計3枚胸の中にストックしてたんだ。試合はナゴヤが勝った。『Last Man Standing』いい曲だった。ラップバトルの映像もおもろかった。

応援上映だったので、天国獄(あまぐにひとや)が「俺には許せねえものが二つある」と言うと観客は「何ー!?」と言った。続けて獄が「一つは生ぬるいビール」と言うと観客の一人が「わかるー!」と言い、獄が「そしてもう一つは女の涙だ」と言うと観客たちは「フー!」と言った。

セカンドバトルはヨコハマ(MAD TRIGGER CREW)対オオサカ(どついたれ本舗)だった。姉がさっき見たときはどついたれ本舗が勝ったらしいけれど、今回はMTCが勝った(僕もヨコハマに投票した)。

サードバトルはシンジュク(麻天狼)対シブヤ(Fling Posse)だった。僕はどちらもよく知らなかった。シブヤ・ディビジョンはなんか人気あるイメージ。僕は飴村乱数(あめむららむだ)がクローンだということしか知らない。シンジュク・ディビジョンに至ってはキャラクターの名前を一人も知らなかった。覚えた。医者の神宮寺寂雷(じんぐうじじゃくらい)、ホストの伊奘冉一二三(いざなみひふみ)、社畜の観音坂独歩(かんのんざかどっぽ)。観音坂独歩のコールのとき、会場の「頑張れー!」という声が明らかに多かった。働き詰めのサラリーマンという属性が担っている共感の総量が、やっぱり大きいのだ。彼はレペゼン社会人なのだ。ラップバトルはシブヤが勝った。姉がさっき見た上映ではシンジュクが勝っていたらしいので、姉にとっては異なるパターンを引けて結構お得な展開になっていた。僕は自分の投票のとき、どっちでも良すぎて悩んだ。最終的に総理大臣になるなら寂雷がいるほうがいいと思ってシンジュクに入れた。

2ndステージでは1stを勝ち抜いた3チーム(今回はナゴヤ・ヨコハマ・シブヤ)がそれぞれのMVを披露した。予想通りナゴヤが勝った。

ファイナルステージでは中王ディビジョンが出てきた。

これは映画とは関係ないけど中王区の曲で、好き。ヒプノシスマイクの輩はお気楽に地元の地域をレペゼンしてるけれど、現実で池袋と渋谷が争っているわけではない。それに対して中王区は現実に虐げられている女性たちのエンパワメントを歌っているから、凄みが違う。カウンターカルチャーのラップとしては、よっぽど正しいんじゃないかと思う。

今回の上映ではナゴヤが中王区を下して優勝した。やった〜。そして空却がめちゃくちゃ浅いまとめ台詞を発して映画は終わった。

投票したアプリで結果が見れて面白かった。「群衆」て。

各劇場ごとに集計されたディビジョン勝率が公式サイトから提供されていて、それを見ると、今回僕たちが見た映画館ではナゴヤの優勝割合が99%だった。ここは初めからナゴヤ推しの牙城だったのか。

他の劇場のデータを見ると、それぞれ勝ちやすさが異なっていて面白かった。新宿の映画館は軒並みシンジュクが勝ちやすいみたいなのはもちろん、TOHOシネマズ日本橋ではなぜか99%どついたれ本舗が優勝するみたいなのもあった。確かにオタクとしてはなるべく効率よくパターンを揃えたいだろうし、推しディビジョンを勝たせたいだろうから、劇場によってそれぞれ優勝するチームに傾向をつけるのはいいな。マクロに動くオタクたち。中王区は立ち位置がラスボス枠だから勝ちづらそうだなーと思うけれど、日比谷のTOHOシネマズでは97%の割合で中王区が優勝するらしいので安心して見られる。すべてのディビジョンがほぼ均等に勝利している偏りのない映画館もあった。

そんな感じ。姉とお別れをして帰った。めっちゃ面白かったな。応援するチームや好きな曲があると、結構身を乗り出して見れる。『笑門来福』が好きなので、オオサカが勝つところも見たかった。話はほぼ無いようなものだった。もう単純なキャラクターのぶつかり合いだった。属性と記号のぶつかり合い。新政権が誕生して(あるいは現政権が続投して)今回でヒプマイの物語は実質終わりを迎えたように見えるけれど、コンテンツとして今後どうなるんだろう。イナズマイレブンみたいにキャラプールを一旦総入れ替えして、次世代の物語を始めるとかだろうか?

レイトショー終わりだったので遅い帰りになった。へとへとだ。寝る。今日は朝に作業ができてよかった。映画寝坊してごめんなさい。