15時頃に起きた。お絵描きして時間を潰して、それから家を出た。

友達4人で飲み。近況を話した。
Aがもうすぐ留学のためドイツに行ってしまうので、僕は彼に「Gib dein Bestes!(ドイツ語で『頑張れ』という意味)」と声をかけた。そしたら「お前の言ってることわからん」と言われた。向こうの研究機関では基本英語で事足りるらしく、Aは別にドイツ語を覚える気はないらしかった。事前に調べて覚えて来たのだけど、意味なかったようだな。geben(与える)のduに対する命令形gibに、dein(君の)、そして形容詞best(最良の)の名詞化Bestes。
その後、資本主義とか科学・哲学の話をした。真面目な。Bがそれについて僕とAに根掘り葉掘り質問してきて、僕とAがそれぞれ持論? 認識? を語った。
この飲み会に来るまでに今日それぞれ何をしていたかの話になった。僕は絵を描いていたよと言って、iPadを開いて描き途中のイラストを見せたらBにただちに「キモイキモイキモイ、しまえしまえしまえ」と言われた。ジンベエがマイクロビキニを着ている絵だったので、当然のリアクションだった。
トロヤがなぜ酒を飲まないのか、という話をBとしていたら、Cが「ストレート・エッジ」というものを教えてくれた。ストレートエッジというのはハードコアの一つの流派(ジャンル)で、飲酒・喫煙・麻薬・快楽目的のセックスなどをしないというライフスタイルを信条にしている。ロックの世界ではそういうのが当たり前のスタイルになっていたことに対するアンチテーゼとして発展した美意識のようだった。
僕は去年の終わりくらいから酒を飲むのをやめている。でもそれは別に何か強烈な信念によるものじゃなく、なんとなくそうしているというだけだ。自分でもなんでそう決めたのかわからないので、なぜ飲まないのかと尋ねられたら毎回違うこと言ってる気がする。もしかしたら、このマイルールの裏にはある種のストレートエッジ的な憧れ/尖りの気持ちがあるかもしれない。「酒飲んでる奴はださい」的な。ストレートエッジほどストイックではないもっと短絡的な逆張り根性でもいいけれど、とりあえず何かしらの直感的な美意識。
↑のことを言ってみたら、Aに「それは酒飲まないで成功した最初の奴が偉いだけであって、後追いで既存のジャンルに自分を参加させた気になっても意味ねえから」と言われた。それはそうだ。
Bが僕に「大型バイクでお前を後ろに乗せて走りたい。迎えに行ったら乗る?」と言った。乗るよと言った。
店を出たあと4人でCの家に行って、夜通し飲み直した。追加でさらに2人の友達のD(インフルエンザに罹って来れなかった)とE(遠くに住んでいる)とビデオ通話をつなげ、6人でのリモート飲み会みたいなかたちになった。
画面から見えるDの部屋には右後ろにクリスマスツリーが、左後ろには短冊の笹が飾られていて、こいつ何月だよと思った。彼はインフルエンザ中のくせに煙草を吸っていたし、通話中に酒も飲みまくっていた。
Eは別れた元彼の気持ち悪かったところを箇条書きにしたためたものを見せてくれた。「手を繋いだだけで喘ぐ」「『中抜き』という言葉に反応する」というのが面白かった。あと最近彼女が性器から摘出したぶつぶつの写真を見せてくれた。これは性病なのか? と訊いたら、結果が出るのは一週間後のことでまだ正体はわからないらしかった。
BにAI関連の記事を読まされて、「これを読んでお前はどう思う?」と言われた。僕はAIが論文を書くことについて知っていることを言いつつ「対話型以外のAIのことはそんなわからない」と言った。今日はBがすごい僕に対して興味津々だった。「俺トロヤのこと大好きなんだよ。[Bの彼女]とは全然別の方向で大好きなんだよ」と酔っ払いながら言っていた。結構今まで話していなかったことまで話してくれたのでうれしかった。
Aは小学生のときいじめられていたことがあったらしい。当時彼は母親にそのことを報告したら、母は仮面ライダーの映像をAに見せ「この要領でお前のことをいじめたやつをぶちのめしてこい。親同士の問題になるだろうけどそれは私がなんとかするから、お前は気にしなくていい」と言ったらしい。言われたとおりAは後日、自分をいじめた者に対して復讐を遂げたらしい。凄まじいエピソード。
BとCが交互にパスタを作ってくれた。それをAがたいらげていった。3時くらいに僕は体力がなくなってきたので布団を借りて先に横になった。Aは何時になっても延々と喋り続けていた。Aはすごい。昨日も一昨日も飲み会をしていたらしい。明日は登山に行くらしい。明日登山に行く者が3時になってもパスタを食べ酒を飲み話し続けている。エネルギー。
寝た。今日何も考えてなかったかも。一度Bに「今何考えてんの?」と訊かれたが、「何考えようかなーと考えてた」と答えた。