インターフォンとエレベーター

2026 - 01 - 08

なぜかインターフォンの受話器を手に持ちながらマンション10階の廊下を歩いていた。受話器からつながっているコードは、見えなくなるほど遠くまで伸びていた。僕は誰かの呼び出しを受けて家の外に出たのだと思い出した。その誰かがどこにいるのかわからなかった。インターフォンの受話器を持ったまま、あてもなく廊下を歩いた。とりあえず僕はマンションのエントランスまで出てみようと考え、エレベーターに乗り込んだ。1階のボタンを押した。

エレベーターの扉が閉まったところで、その扉についた窓の向こうに、自分が今持っている受話器から伸びているコードが見えた。受話器を持ったまま乗り込んだから、コードが扉に挟まってしまったのだ。僕はやばいと思った。エレベーターは下降をはじめると、10階から引き摺られたコードは徐々に伸びて、受話器は吹っ飛び、手に負えない激しさでエレベーター内を暴れ回った。

急に呼吸がしづらくなった。受話器のコードが、いつそうなったのかわからないが、僕の首を一周して絡まっていたのだ。僕は10階から首を吊られる形になった。エレベーターが6階、5階、4階と下がっていくにつれ、コードはピンと張って、僕の首もどんどん締まっていった。1階に着くことは、首が完全に吊られて死ぬことを意味していた。

エレベーターはすごくゆっくりと1階に到着しようとしていた。1階のエレベーターホールに、誰かが横たわっているのが窓越しに見えた。それは僕のパートナーだった。首を締め上げられて目眩に襲われるなか、僕はパートナーを見た。彼は眠っているか、意識を失っているようだった。そして、彼の首にも紐状のものが巻きついていた。それは僕の持っているインターフォンから伸びるコードと同じものだった。

彼の首から伸びるコードが、少しずつ動き出し、上から吊られるようにピンと張りだした。それは僕が乗っているエレベーターの動きと連動しているようだった。コードに引っ張られるように、パートナーの身体が徐々に持ち上がっていく。僕は状況を理解した。僕の持っていたインターフォンの受話器のコードは、マンションの10階を経由して、1階の今目の前にいる彼の首につながっていたのだ。つまり、このエレベーターが下降するにつれコードは引っ張られ、パートナーの首も強く締め上げられていってしまうのだ。

エレベーターが完全に1階に着いた。1階に着くことは、僕とパートナーがそれぞれ首を吊られて死ぬことを意味していた。扉が開いた。吊られたパートナーの身体が、地面から完全に離れているのが見えた。僕は意識を失った。

という夢を見て起きた。17時。全然寝足りないなと思ったので、少しご飯を食べてからまた寝た。

20時に起きた。体が痛い。ここ4日間連続で10時間以上作業ができていたけれど、なんかそれによる疲れがしっかり蓄積していた感じがする。今それが祟っている。ウーと呻いて、また寝ることにした。今日はいいや。漫画は一日でも手を止めると間に合わなくなりそうな逼迫した状況だけれど、わりとすっぱり諦めた。

22時半に起きたら、気分が抜群に良くなっていた。おおー寝れば治んじゃん。簡単なたぐいの疲労だったか。安心した。諦めなくて済む。ぼちぼちまた漫画のペン入れと色塗り作業を開始した。

次の日の朝が来てしまった。出かけなきゃいけないので、今日は終わり。1ページしか描けなかった。まあ出だしが遅かったからしかたない。

このまま寝ずに明日へゆきます。