カメの暮らし

2026 - 01 - 07

祖母が勝手に僕の部屋のものをひっくり返した。「あんたこれ要らんのやったら捨てなさい」などと言いながら勝手に選別をし初めて、僕は「やめて」と言ったが無視された。僕の部屋のものをめちゃくちゃにしていく祖母をとにかく引き止めようと、僕は「ねえ!」と声を張ったら、その自分の「ねえ!」の声で飛び起きた。20時だった。

寝起きの体調がしばらく悪くて、寝込んでいた。

けどいつしか動き出して、iPadを手に取って、結局ここ3日と同じように漫画の執筆作業をやった。10時間で2ページ。

ふだん作業は椅子に座って卓上で描いたり、布団に寝そべって肘をついて描いたり、ソファの上に座ると寝るの中間みたいな姿勢で描いたりと、さまざまな姿勢でやっている。でも今日はなんか身体が冷えて動きたくなかったので、10時間ずっとソファの上で布団にくるまりながらやった。

ずっとテレビを流しながら描いていた。アメリカのベネズエラ襲撃のニュース、福井県前知事のセクハラのニュース、中国が軍事的な要素を持つ製品の日本に対する輸出を制限することにしたニュース、中部電力浜岡原発が地震のリスクデータを意図的に改竄していたニュース、白菜をテーマにしたアマチュア料理対決番組、江戸時代の三大大火とそのために奔走した町火消しの活躍を取り上げた歴史番組、親友に絶交されるドラマ、星野源と松重豊が浜辺で好きな音楽を交互にかける番組、ガラパゴス諸島を始めとする独自進化を遂げた地域の生き物たちと、その進化と人間社会との関係を考えるドキュメンタリー番組。

ガラパゴス島のカメ。首が長い種類のカメは、高いところの食べ物を食べられる。ガラパゴス諸島では外来種の繁殖が問題になっている。しかし、数を減らして絶滅の危機に瀕していたゾウガメたちが、外来種として持ち込まれて繁殖してしまったバナナやグァバの実を旺盛に食べるようになって、その結果ゾウガメの種数がまた増えてきたという皮肉な事象もあるようだった。

ガラパゴス諸島に行きたいな〜。いろんな生き物を見たい。人が暮らす街中にも野生動物がそこかしこにいて、ベンチの上でアザラシが寝そべって休んだりしていた。そんなの見たいじゃん。

旅行はいつだってしたいけれど、どこに行きたいかというとなかなか思いつかない。別にどこにも行きたいとは思わない。海外だとそれこそガラパゴス諸島(エクアドル)くらいしか行きたくないかも。あとエジプトも行きたいって言ってたか……行かなくていい気がしてきた。

国内はなおさら興味ない。北海道には行ってみたいが、行って何をしたいのかは不明。湿原とか見たい? かな? ホテルで寝そべりたいだけかも。カーテンを開いて外を見る。そして寝る。楽しそう。

食の興味が薄い僕としては、人と一緒に旅行をしたとき、みんな現地の食べ物を食べることをひじょうに重視して動くことに驚く。ここの名物を何としてでも食べたいからと、マップを見ながら数店舗巡って、並んで、みたいな。食べることってそんな楽しいのか。僕はコンビニとかチェーン店でいいっす。台湾行ったときもアメリカ行ったときもマクドナルドで食べた。

あ、でも現地のスーパーで現地のお菓子とか買って食べるみたいなムーブは結構好きかも。スーパーマーケット一つとっても日本とはまるで違う世界で面白い。海外のUIって見応えある。信号機や道路表示などの写真をパシャパシャ撮って楽しむかもしれねえ。僕にとって旅行の醍醐味は、そこにあるのかもしれねえ。

今日も漫画を2ページ描けました。毎日10時間かかる同じ作業を4日も連続してできているなんて、トロヤとしては奇跡みたいだ。他にやりたいことが溜まり続けていて、常々気が狂いそうではあるんだが。エルデンリング、あとミケラダーン倒すだけなんだけどな。ゲームやらせろ。本も読ませろ。映画見させろ。でももう一日でも手を止めてしまったら、締切に間に合わなくなる状況だから! 日々の緊張感がすごい。今日は寝覚めのあとしばらく動けなくて、少し焦った。今日描けなかったら相当厳しくなった。無事2ページやれてよかった。

寝よう。心を揺さぶらないまま寝る。単調な一日だった。単調に過ごすことが正解なのだ。明日も行けますか、単調。